ボンデギ


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雑学の宝庫 

更新日:
 2009年10月22日


◎ポンデギ、ポンテギ(번데기)
 カイコのサナギの蒸し煮。

 ポンデギは、カイコのサナギを蒸し煮にしたものです。「ポンデギ(번데기)」とは「サナギ」の意味です。カイコに限らず、サナギ全般を差す言葉ですが、一般的には、食用とされるカイコのサナギのことを差します。
 蚕の蛹を大きな鍋に入れ、醤油で味付けして、煮ているものが、屋台や市場内の露店などで販売されています。栄養価が高く、昔は子どものおやつとして食べられていました。タレントのユン・ソナ(尹孫河、윤손하)さんも、以前、テレビ番組で「子供の頃、おやつとして、良く食べていた」と言っていました。
 ポンデギの成分は、50%以上がタンパク質、脂肪分が約25%で、他にもレシチンと言う燐脂質などが含まれており、発育期の子供たちにとって非常に有用な栄養成分を含んでいるのだそうです。
 しかし、独特の香りがあり、また、その見た目から、食べたことがない人には、挑戦しづらい料理の一つだと思います。屋台や露店で、大鍋で煮られている時は、結構、嫌な臭いがするのですが、食べてみると臭みはなく、ポリポリとした食感です。飲み屋などでつまみとして出されれば、それほど気にせず、食べられるかもしれません。
 現在では、長期間の保存が可能な缶詰も販売されています。旅行に来た際には、お土産として買っていくのも良いかもしれません。日本でも、信州地方では食用にされていたようですから、それほど驚かれないかもしれませんが。
 ちなみに、台湾でも、韓国と同じように屋台で売られています。こちらも、屋台では、激しい臭いをさせていて、近寄りたくない雰囲気を醸し出しています。まあ、台湾には、もっと臭い料理もありますので、台湾では、それほど気にならないかもしれませんね。











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