ヘムルタン


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雑学の宝庫 

更新日:
 2009年8月10日


◎ヘムルタン(해물탕)
 海鮮鍋。

◎ヘムルジョンゴル、ヘムルチョンゴル(해물전골)
 海鮮鍋。

 ヘムルタンは、魚介類をたっぷり入れた鍋料理、すなわち、「海鮮鍋」のことです。「ヘムル」は漢字で「海物」と書き、「海産物」を意味しています。「タン」は「スープ料理の総称」です。すなわち、「海産物を使った鍋料理」のことです。
 同じように「鍋料理」を意味する「ジョンゴル(전골)」という単語を用いて、「ヘムルジョンゴル(해물전골)」とも呼ばれています。(「ジョンゴル」は、「寄せ鍋」のような意味だそうです。)また、釜山などの南部地域では、「スジュンジョンゴル(수중전골:水中鍋)」とも呼ばれているそうです。
 韓国全土で食べられている一般的な料理ですが、メインが海産物であるため、海に近い地域の方が有名です。麗水、木浦、釜山などでは、ソウルなどで食べるよりもはるかに安くて美味しいヘムルタンが食べられます。
 ヘムルタンに使う食材に決まりなどなく、ただ、「美味しい海産物を使う」ことだけです。ワタリガニ、イカ、手長ダコ、大正海老、アサリ、ホタテ、ハマグリ、ムール貝、牡蠣などの他、白身魚やあわびなどが入っているお店もあります。
 また、エボヤというホヤの一種が入ることが多く、これはエボヤの独特な磯の香りを加え、ヘムルタンの風味が増すのだそうです。このほか、大根、豆モヤシ、にんにく、春菊、長ネギなどの野菜や、エノキ茸などのきのこ類も入れられます。
 これらの食材を粉唐辛子や、タデギとよばれる唐辛子ペーストで辛く仕立て、塩や醤油などで味を整えます。沢山の種類の海産物を使うことで、様々な旨みが複雑に絡み合い、濃厚な味に仕上がります。魚介類の旨みと辛さがミックスされた美味しい鍋料理です。
 ヘムルタンを食べ終えた後は、残ったスープに御飯を入れてチャーハン(ポックンパッ(볶음밥))にして食べるのが一般的です。スープを少なめにして作るのが韓国式で、日本で作る雑炊とチャーハンの中間的な仕上がりになります。海産物の旨みが凝縮され、白菜キムチや、刻んだエゴマの葉、ゴマ油なども加えて、違った味わいを楽しむことができます。





こんな食材を使います。




煮込んでいる所です。




これで、完成です!


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