コンナムルクッ/コンナムルクッパ


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更新日:
 2009年6月13日


◎コンナムルクッ(콩나물국)
 豆もやしのスープ。

◎コンナムルクッパ、コンナムルクッパプ(콩나물국밥)
 豆もやしのスープに御飯をいれたもの。

 韓国では肝臓に良いとされている豆もやしを使った「ヘジャンクッ」です。“コンナムル”とは、“豆もやし”のことで、“クッ”とはスープのことです。
 “もやし”とは、「穀類などを水に浸し、日光を遮って芽を出させたもの」のことで、“豆もやし”とは、大豆を原料としたもやしのことです。
 コンナムルクッは、煮干しベースのだしに、豆モヤシをはじめとする野菜を入れて、トウガラシやニンニクで味付けしたスープです。一般の家庭の朝の食卓に並ぶ定番メニューとして親しまれている家庭料理です。
 コンナムルには、肝臓でアルコールを分解する酵素を作るのを助ける働きがあるそうです。また、ビタミンCが豊富に含まれているため、お酒を飲んで消費されたビタミンCの補給と、寝不足で荒れた肌にもとても良いのだそうです。このため、二日酔いの良い覚ましに食べられることも多く、いわゆる“ヘジャンクッ(해장국)”の1つとして知られています。
 このコンナムルクッは、全羅南道の全州(チョンジュ)の名物料理として知られています。全州市内には、専門店がたくさんあります。もともと、全州は水が綺麗なことで有名で、この綺麗な水で育ったもやしが美味しかったことから、コンナムルクッが全州を代表する食べ物になったようです。
 本場全州のコンナムルクッは味噌味で、スープと一緒に、小さな器に入れられた玉子が出されるのが特徴です。一般的なコンナムルクッでは、卵は調理の際に、スープの中に入れられるのですが、全州式では食べる時に、熱いスープの中に卵を落として、柔らかい卵を食べるのが特徴のようです。
 そして、このスープに御飯を入れると、とコンナムルクッパとなります。“パッ”とは、“御飯”の意味です。スープが“クッ”ですから、御飯を入れたスープは、“クッパ”となります。
 コンナムルクッパの専門店には、母酒(모주:モジュ)と呼ばれるマッコルリ(막걸리:韓国のどぶろく)に漢方薬と砂糖を入れて作った全羅北道全州の民俗酒が置かれていることが多く、コンナムルクッパとともに、迎え酒として飲まれているようです。






赤くないタイプのコンナムルクッです。



こちらは、赤い色をしたコンナムルクッです。



こちらが、全州式のコンナムルクッです。


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