ヌルンジ


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雑学の宝庫 

更新日:
 2011年3月30日


◎ヌルンジ(누룽지탕)
 お焦げ。

 「ヌルンジ(누룽지)」とは、釜や鍋で御飯を炊いた時に、窯や鍋の底にできる「おこげ」のことです。韓国の人は、御飯のおこげ(누룽지:ヌルンジ)が大好きで、いろいろな風にして食べます。市場やスーパーでも、お焦げだけを売っていたりします。また、おこげ味のお菓子や、飴もあります。
 お酒を飲んで食事をすると、お焦げにお湯を注いだ雑炊のようなスープのようなものが出されます。これを単に「ヌルンジ」と呼ぶことがありますが、正式には「スンニュン(숭늉)」と言うようです。
 「お焦げ」は「ヌルンジ」で、そこに入っている水(スープ)が「スンニュン」であり、この状態は、「ヌルンジタン(누룽지:おこげスープ)」とも呼ばれるようです。焼肉店などでは、シメの食事として食べられることが多いですが、単に「ヌルンジ」と呼ばれているようです。
 ヌルンジは専門店のほか、焼肉店や石釜で御飯が提供される飲食店で味わうことができます。専門店では、通常、ヌルンジ定食(누룽지정식:ヌルンジジョンシク)の形式で、白い御飯の代わりにヌルンジが出され、これに色々なおかずが出されます。
 御飯が石釜で出された場合は、御飯をよそうための容器が別に用意されます。そこで、石窯が熱いうちに御飯を、この容器に移します。この時、石窯の内側に少し、御飯を残すことが重要です。残す分量は、個人の好みによって、大目だったり、少なめだったり、好きなようにすれば良いです。そして、少し御飯が残った石窯に、アツアツのお湯を注ぎ、もとから石釜の上に置かれていた木の蓋をします。この時、蓋をしっかり置いてしまうのではなく、少し、隙間を開けることがポイントです。蓋をピッタリとしてしまうと、石窯に入れたお湯が沸騰して、アツアツのお湯があふれ出すことがあるのです。
 ここまでしたら、石窯のことは忘れて、別の容器によそった御飯とおかずを一緒に食べます。御飯とおかずをたっぷり食べた後、思い出したように先ほどの石窯の蓋を取ると、お焦げスープ(ヌルンジタン)ができているという訳です。



     焼肉店では、こんな感じで出されます。



     こちらも焼肉店です。




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