プルダッ


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雑学の宝庫 

更新日:
 2011年3月30日


◎プルダッ、プルダク(불닭)
 激辛鶏料理。

 プルダッの「プル(불)」は「火」、「ダッ(닭)」は「鶏」の意味です。直訳すると「火の鶏」という意味ですが、幻の動物を食べる訳ではありません。この料理を食べると、口から火が出るほど辛いと言う意味から「プルダッ」という名前がついたそうです。辛い料理が多い韓国料理の中でも、群を抜いて辛い料理で、韓国の人でも食べられない人がいる料理です。
 プルダッの辛さのもとは、「チョンヤンコチュ(청양고추)」と呼ばれる特別に辛い唐辛子です。韓国で生産されている唐辛子の中でも、特に辛い品種として知られる唐辛子を使うことで、激辛の味が生まれています。
 プルダッは、チョンヤンコチュを用いた粉唐辛子や唐辛子味噌、砂糖、水飴などを加えて作ったタレに鶏肉を浸して下味をつけ、網などで焼くのが一般的な作り方です。プルダッに使われている鶏肉はもも肉が多いですが、プルダッの専門店では、手羽肉や足(モミジ)なども同じ味つけで出すことがあります。
 プルダッは古くからある料理ではなく、ある飲食店が辛さを前面に出した料理を開発し、それが好評を博して有名になったといわれています。学生街として流行の発信地になっているソウルの新村(シンチョン)で2002年8月にオープンしたお店が元祖とされ、それが徐々に人気を集め、2004年頃から韓国中に広く知られるようになっていったようです。
 元祖の店がチェーン店化を行うとともに、同業他社も参入したことでブームになり、韓国全土にプルダッが浸透したそうです。韓国では、このプルダッブームによって激辛料理が注目を集め、それまで以上に辛い料理が多く開発されるようになったといわれています。
 プルダッは、主に専門店で食べる料理として親しまれています。食事としてというよりも、お酒のつまみとして食べられ、その刺激的な辛さから、韓国では焼酎よりもビールのほうがよく合うと言われています。







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