サムギョプサル


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雑学の宝庫 

更新日:
 2009年7月3日


◎サムギョプサル、サムギョッサル、サンギョプサル、サンギョッサル(삼겹살)
 豚バラ肉の焼肉。

 韓国の人に「サムギョプサルって何?」と聞くと、だいたい、「三段のバラ肉です。」と教えてくれます。しかし、私には、この「三段のバラ肉」の意味が分かりませんでした。
 サムは数字の3、ギョプは層、サルは肉を表しています。つまり脂身と赤身が3つの層になったバラ肉(三枚肉)のことです。牛肉のサムギョプサルもありますが、普通、韓国で「サムギョプサル」と言えば豚肉のことです。(牛の場合は、「ソー・サムギョプサル(牛のサムギョプサル)」と言うそうです。)
 韓国では牛カルビよりもポピュラーな料理です。普通は、友人と焼肉に行くとすれば、牛カルビではなく、サムギョプサルでしょう。何しろ、安くて、美味しい、庶民の味方の料理なのです。
 豚を育てる時、繊維質の多い飼料と、繊維質が少なく栄養が多い飼料を交互に与えると、赤身と脂身の層ができ、美味しい三枚肉になるのだそうです。この三枚肉を網、鉄板や陶板などで焼いて食べます。通常、サムギョプサルを焼く鉄板は、余分な脂が流れるように傾いているか、中央が盛り上がっていますので、余計な脂を落としたカリカリで香ばしい肉を楽しむことができます。肉と一緒に焼いたニンニクやキムチ、ネギなどをサンチュ(チシャの葉)、エゴマの葉で包んで、胡麻油をつけて、特製味噌と一緒に食べます。
 最近では、サムギョプサルよりも高級(?)なオーギョプサル(5枚肉)も人気です。脂身と肉が5層になっているからサムギョプサルよりもジューシーです。サムギョプサルは、韓国の南の島、済州島が有名です。済州島の黒豚は、トンテジ(うんこブタ)と呼ばれ、非常に珍重されているのだそうです。これは、人間のトン(うんこ)を餌として与えていて、それが、非常に美味しい肉を作るのだそうです。
 豚バラ肉と言うと、あまり食欲がそそられないかもしれません。日本では、バラ肉は薄くスライスされて売られていることが多いですが、サムギョプサルは5mmくらいの厚さに切ったバラ肉で、豚肉の美味しさを十分に堪能することができます。単純な焼肉ですが、日本にはない料理ですね。



こちらは、陶板です。少し傾いています。左側の穴が油を流すところです。



こんな感じに肉とキムチを並べて焼きます。




こちらのお店は、銅板で焼きます。



お肉は、こんな感じです。



銅版の穴から、下に余分な脂が流れます。


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