チムタッ


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雑学の宝庫 

更新日:
 2011年3月30日


◎チムタッ、チムタク(찜닭)
 鶏、野菜と春雨を煮込んだ甘辛い料理。

 「チムタッ」の「チム(찜)」は韓国語で「蒸す」という意味で、「タッ(닭)」は「鶏」の意味です。したがって、「チムタッ」を直訳すると「蒸した鶏」という意味になります。しかし、実際の「チムタッ」は、「蒸した鶏」という言葉のイメージとは、少し、違う料理です。
 「チムタッ」は、鶏を丸ごと一羽、ブツ切りにして、ジャガイモ、玉ネギやニンジンなどの野菜と韓国春雨(タンミョン:당면、唐麺)を醤油、砂糖、ゴマ油などで味付けをしたタレに、大量の唐辛子を入れて煮込んだ料理です。
 お店での注文は1羽単位が基本だそうです。大勢で食べる時は1羽半、2羽といった具合に半身ずつ追加することもできるようです。結構、ボリュームがある料理で、一般的には3~4人で食べることが多いようですが、非常に美味しいので、2人でも1羽を食べられてしまいます。
 チムタッの発祥の地は、慶尚北道の安東(안동:アンドン)市の市外バスターミナル近くにある旧市場だそうです。もともとは「タットリタン(닭도리탕)」という鶏肉と野菜を辛く煮込んだ鍋料理だったと言われています。このタットリタンをお客さんの要望に応じてアレンジしていった結果、現在のような料理になり、周辺の地域に広まっていったそうです。2001年頃にはソウルで大流行し、「安東チムタッ」という名前を出したお店が沢山、できました。
 骨ごとブツ切りにした鶏肉と一緒に煮込む野菜は、人参、ジャガイモ、玉葱などが一般的です。野菜類を煮込む時、刻んだ唐辛子を入れるため、見た目以上に辛い味つけに仕上がっています。また、煮込む時には、韓国春雨を下に敷くので、鶏と野菜の旨みと混じりあった煮汁をたっぷり吸った春雨が絶品です。






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