トガニタン


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雑学の宝庫 

更新日:
 2009年10月11日


◎トガニタン(도가니탕)
 牛の膝蓋骨とその付近の肉を煮こんだスープ料理。

 トガニタンとは、「トガニ(도가니:牛の膝軟骨)」と、その付近の肉を長時間、白っぽくなるまで煮込んだスープ料理です。「タン(탕:湯)」は、スープの意味です。
 トガニタンは、まずトガニ(牛の膝軟骨)を1時間ほど、冷水につけて血を取り除き、その後、水を十分に注いで長時間、煮込みます。最初に煮た汁は、色がとても濃く、臭いがついているので捨て、もう一度水と野菜を入れて沸騰させます。トガニは、煮ている間中、浮いてくる脂を取り除かなければならないため、手間がかかる料理です。
 牛の膝軟骨以外にも、アキレス腱(牛すじ)や、もも肉などを一緒に煮込んで作られることもあります。また、大根やネギなどの野菜も一緒に入っている場合が多いです。
 味つけは、薄い塩味程度しかついていません。好みに合わせて、自分で塩や唐辛子ペーストを加え、味を調整して食べます。また、膝軟骨は、酢醤油につけて食べます。
 トガニタンは、タンパク質やカルシウムなどの栄養を豊富に含み、韓国では滋養強壮の料理として親しまれています。膝軟骨はゼラチン質に富み、コラーゲンを多く含むので、美肌効果や代謝促進効果も期待できます。美味しいだけでなく、美容にも良い料理として、昔から韓国女性にも熱く支持されています。
 トガニタンは、牛の様々な部位を煮込んで作る「ソルロンタン」や「コムタン」などと同じように、主に朝食や昼食として牛スープの専門店で提供されています。韓国では、スープに御飯を入れて食べる習慣があるため、トガニタンにも御飯を入れて食べることが多いです。








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