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雑学の宝庫
更新日:
2012年6月30日
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◎トルソッパッ(돌솥밥)
石釜飯。
「トルソッ(돌솥)」とは、「石釡」のことで、「パッ(밥)」は御飯のことです。すなわち「トルソッパッ(돌솥밥)」とは、「石釡飯」のことです。石でできた釡に入って出される御飯が、トルソッパッです。
通常、石釡に入った御飯の場合は、わざわざ石釡に入れているので、普通の御飯をよそって出されるのではなく、熱々に石釜を焼いて持ってくるのが一般的です。また、石釡の中身は、ただの白い御飯であることは少なく、豆やカボチャなどが入っていることが多いです。
石釜御飯は、御飯だけを楽しむのではありません。いわゆる「お焦げのスープ(スンニュン:숭늉)」を作って食べるのも楽しみの一つです。御飯が石釜で出された場合、御飯をよそうための容器が別に用意されます。そこで、石窯が熱いうちに御飯を、この容器に移します。この時、石窯の内側に少し、御飯を残すことが重要です。残す分量は、個人の好みによって、大目だったり、少なめだったり、好きなようにすれば良いです。そして、少し御飯が残った石窯に、アツアツのお湯を注ぎ、もとから石釜の上に置かれていた木の蓋をします。この時、蓋をしっかり置いてしまうのではなく、少し、隙間を開けることがポイントです。蓋をピッタリとしてしまうと、石窯に入れたお湯が沸騰して、アツアツのお湯があふれ出すことがあるのです。
ここまでしたら、石窯のことは忘れて、沢山の料理を好きなように、また、別の容器によそった御飯も一緒に食べます。御飯とおかずをたっぷり食べた後、思い出したように先ほどの石窯の蓋を取ると、おこげスープ(スンニュン)ができているという訳です。
また、食べ方が異なり、スンニュンを作りませんが、御飯の中に具が沢山入っていて、かき混ぜてたべる石釡のピビンパッ(トルソッピビンパッ:돌솥비빔밥)もあります。
これがトルソッパッです。
蓋を取ると、こんな感じです。
中の御飯を取り出します。
全部は、出しません。こんな感じにします。
お湯を注いで、蓋をこんな風に閉めます。
しばらくしたら、スンニュンの完成です。
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