韓国ってこんな国!?

 このサイトは、私が韓国で体験したこと、感じたことを雑然と書きつづったものです。

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更新日:
 2013年1月27日












           目 次

◎韓国の冬用タイヤ事情(2013年1月15日)
◎韓国でハモ料理(2012年6月19日)
◎KTX(2012年3月8日)
◎韓国の人のゴルフ(2011年11月10日)
◎韓国のバゲージクレーム(2011年9月12日)
◎韓国のスクリーンゴルフ(2011年7月23日)
◎韓国の選挙(2010年5月30日)
◎ソウルで野球観戦(2010年5月30日)
◎韓国の5月は感謝の月(2010年5月20日)
◎3月3日は、何の日?(2010年3月3日)
◎レッカー車(2010年2月6日)
◎ビール瓶のリサイクル(2010年2月4日)
◎韓国は野菜が美味しい?(2010年2月4日)
◎韓国は出前が当たり前!(2009年12月13日)
◎韓国地下鉄事情5(2009年12月1日)
◎韓国は乾燥している(2009年12月1日)
◎韓国は工事が早い(2009年12月1日)
◎韓国地下鉄事情4(2009年11月30日)
◎韓国の面接事情(2009年11月11日)
◎救急車の運転手は大変!?(2009年10月26日)
◎韓国のエレベーター(2009年10月15日)
◎ハングルの日(2009年10月9日)
◎ソウルでは、コーヒーショップが流行り?(2009年10月5日)
◎KTXに乗った(2009年9月30日)
◎韓国の夏(2009年8月23日)
◎韓国の夏の夜の楽しみ(2009年8月23日)
◎韓国式お引越し(2009年8月22日)
◎韓国にはカラスがいない?(2009年8月22日)
◎新車(2009年8月22日)
◎韓国にも梅雨がある(2009年8月20日)
◎ソウルの新聞事情(2009年7月27日)
◎久しぶりの仁川空港(2009年6月2日)
◎久しぶりの釜山(2009年4月19日)
◎韓国でニンニク戦争(2009年4月7日)
◎韓国のマクドナルド(2009年3月13日)
◎韓国の黒い日(2009年3月13日)
◎韓国にはバイクがない!?(2009年3月13日)
◎韓国のカーナビゲーションシステム(2009年2月26日)
◎財布を届けてくれる便利なシステム(2008年11月17日)
◎韓国のインターネット事情(2008年11月17日)
◎韓国の人は記念日が好き!(2008年11月17日)
◎韓国人のトイレの習慣(2008年11月16日)
◎韓国の結婚式、その2(2008年11月16日)
◎町の美化作戦?(2008年11月13日)
◎高速道路(2008年11月12日)
◎訓練(2008年11月12日)
◎ポッキーの日(2008年11月11日)
◎碧蹄カルビ(벽제갈비:ピョクチェ・カルビ)(2008年10月20日)
◎韓国の結婚式(2008年10月20日)
◎仁川空港(2008年7月25日)
◎物価が上がってきた(2008年7月21日)
◎サービスエリアで無料飯!(2008年3月10日)
◎韓国の薬(2008年1月19日)
◎韓国のタクシー事情(2007年6月15日)
◎済州島名物(2007年4月10日)
◎韓国地下鉄事情4(2007年2月11日)
◎オモナ!(2007年2月10日)
◎韓国のコンビニ事情(2006年10月15日)
◎韓国は映画が早い(2006年4月30日)
◎日本のCDが安い(2006年4月20日)
◎黄砂って怖い(2006年4月18日)
◎韓国のファイルとパンチの穴(2006年4月15日)
◎ソウルには星がない(2006年2月15日)
◎韓国の人は、寒さに強い?(2006年2月15日)
◎ソウルの子供事情(2005年11月30日)
◎ソウルの自転車事情(2004年10月12日)
◎韓国でのインスタントコーヒーの飲み方(2003年4月12日)
◎韓国の歩行者用信号(2002年7月5日)
◎韓国交通事情2(2002年7月5日)
◎韓国交通事情(2002年7月5日)
◎韓国地下鉄事情3(2002年7月5日)
◎韓国地下鉄事情2(2002年7月5日)
◎爪楊枝(2002年7月5日)
◎バスマット(2002年7月5日)
◎韓国はメガネが安い(2002年4月30日)
◎コーヒーが不味い(2002年4月18日)
◎日没が遅い(2002年4月18日)
◎韓国タクシー事情(2002年4月18日)
◎韓国地下鉄事情(2002年4月18日)
◎韓国での食事(2002年4月18日)
◎韓国での乾杯(2002年4月18日)
◎韓国でお酒を飲む時は。。。(2002年4月18日)
◎韓国で食事をした後は。。。(2002年4月18日)

◎韓国の冬用タイヤ事情(2013年1月15日)
 韓国は東京よりも寒く、雪も時々、降りますが(降る時は、ソウル市内でも20~30cmも積もることがあります。)、車のタイヤにチェーンを巻くということをしないようです。私も仕事の関係で、会社に車が3台、ありましたが、韓国人スタッフがチェーンや、冬用タイヤについて気にする発言をしたことは一度もありませんでした。ですから、冬用タイヤに履き替えることもなく、万が一用のチェーンを購入することもありませんでした。
 韓国の人は、普通のラジアルタイヤで冬の凍った道も、雪道も普通に走っているのです。大型のトラックなども、もちろん、そのままです。ものすごい大雪(東京近郊に住んでいる人の感覚で)であってもチェーンを履く、という感覚がないようです。
 ですから、普通の道路でも少しの坂道が凍っていて、1台の車がなかなか前に進めない、という状況があると、大渋滞が発生します。当然、雪の日や道路が凍っている日は、渋滞が発生しやすくなります。それでも、あまり気にしていないようなのです。韓国の知人は、「雪道でもABSが効くので問題はない」と言っていましたが、意味が分かりませんでした。
 もちろん、大雪になれば、「今日は車では外出できません」と言って、車で外出しないことも多々、ありましたが、それは自分の事情というよりも、回りの状況に原因があったように思います。前述したように、誰もチェーンを履いていないので、雪や凍った道では渋滞が発生し、まともに進めなくなることが多いのです。ソウル市内で20~30cmの雪が積もれば、市内中が大渋滞になりますので、車で外出しない方がマシ、ということになるのです。
 そんな韓国ですが、チェーンをしている車も見かけました。それは、軽トラックです。多分、近い距離で、いろいろな配達をしている車だと思いますが、そんな車はチェーンをしていました。しかし、それ以外では見かけたことがありませんでした。雪や氷に慣れている、というのでしょうか。何とも豪快な人達です。

◎韓国でハモ料理(2012年6月19日)
 ハモは、日本では高級な魚として有名ではないでしょうか。ハモ(鱧)とは、ウナギ目ハモ科に分類される魚の一種で、ウナギやアナゴと同じように胴体が長い魚です。ハモには長くて硬い小骨が非常に多く、食べるためには「骨切り」という下処理が必要です。これは、腹側から開いたハモの身に、皮を切らないように細かい切りこみを入れて小骨を切断する技法です。下手にこれをやると身が細かく潰れてミンチ状になってしまい、味、食感ともに落ちてしまうため、熟練が必要とされています。日本では「一寸(約3cm)につき26筋」包丁の刃を入れられるようになれば一人前といわれているようです。
 骨切りを施したハモを熱湯に通すと、反り返って白い花のように開きます。これを、「湯引きハモ」または、「牡丹ハモ」といい、ここに梅肉やからし酢味噌を添えて食べるほか、吸い物、土瓶蒸し、鱧寿司、天ぷら、鱧の蒲焼や唐揚げなど、様々な料理に用いられています。
 京都では非常に珍重されており、夏の味覚の代名詞のようになっているようです。何故、京都でハモを食べる文化が発達したかについては、ハモが生命力の非常に強い数少ない魚であるため、輸送技術が発達していなかった時代でも、大阪湾や明石海峡で採れたハモを、夏に内陸の京都まで生きたまま輸送できたからだといわれています。昔の京都の人々にとっては、貴重な新鮮な魚だったのでしょう。
 ハモは、夏の高級食材ですが、最近ではスーパーマーケットの鮮魚売り場などでも、売られるようになってきているようです。ただ、関東地方では、あまり一般的ではなく、消費量も少ないようです。私も、知識としては知っていますが、今まで、食べた記憶にありませんでした。ハモ料理を出すようなお店は高くて行けませんし、わざわざ、スーパーで買って食べたいとも思わなかったからです。
 そんなハモですが、実は、現在の韓国でも食べられているということを知りました。しかも、値段は、日本に比べれば、はるかに安い金額で食べることができるのだそうです。そこで、早速、韓国で初のハモ料理を食べに行ってみました。
 韓国では、ウナギもアナゴもハモも、みんなまとめて「チャンオ(長魚:장어)」と呼ばれています。漢字から分かる通り、「チャンオ」とは「体が長い魚」の総称のようです。通常、単に「チャンオ」と言えば「鰻」を意味しています。しかし、これらを全て区別する場合は、「ウナギ」のことは「ミンムルチャンオ:민물장어(淡水のチャンオ)」、アナゴは「パダチャンオ:바닷장어(海のチャンオ)」、ハモは「ケッチャンオ:갯장어(浜辺のチャンオ)」と言います。
 ハモは、日本でも夏の風物詩ですが、韓国でも全く同じです。夏の時期しか食べられないそうです。またハモが有名な地域は、全羅南道の麗水市(ヨス市、여수시)や高興郡(コフン群、고흥군)のあたりだそうです。
 早速、ハモが始まった6月に麗水市に行ってみました。高級料理屋さんではなく、普通の定食屋さんみたいなお店でもハモ料理をやっているそうです。店に入ってみて、店内の壁に手書きで書かれたメニューを見て、びっくりしました。韓国語でしたが、「ハモ」と書いてあるのです。また、食べ方として、「サシミ」と「ユビキ」と書いてありました。これは、当然、「刺身」と「湯引き」の意味に違いありません。
 湯引きは、どこかで食べたことがあるような気がしたので、今までに一度も食べたことがない「ハモの刺身」を頼んでみました。金額は、1人前で15,000Won(約1,300円)くらいだったと思います。少なくとも、日本では、こんな金額で食べることはできないと思います。感動に浸りながらも、何で韓国なのに「ハモ」、「サシミ」、「ユビキ」と書かれていたのか気になりました。
 どうやら韓国では、もともとハモは、食用にしていなかったそうです。蛇のような外見で、しかも獰猛、釣ったとしても釣り人に噛みつくなど、手を焼く魚で、食べる対象としていなかったようです。それが、日本が統治していた時代、日本での需要があることから、韓国産のハモを日本に輸出していたそうです。
 韓国でハモを食べることが人気になったのは1990年代中盤だそうです。日本では、ハモが高級品であることに加え、日本から、スタミナが付くとか、美容に良いなどという情報が入ってきて、韓国の人達も食べるようになっていったようです。これだけ、新しい食材であれば、日本人が食べる方法を真似して、同じように「ハモ」、「刺身」、「湯引き」と呼んだ方が簡単です。つまり、ハモに関する用語は、日本語をそのまま外来語として使ったのですね。
 さて、待ちに待ったハモの刺身ですが、出てきた料理を見てびっくりでした。もっと美しい盛り付けを期待していたのですが、ここは韓国でした。大皿いっぱいにドサッと乗った刺身です。切り方も適当なブツ切りです。これだけ、豪快に切ってしまえば、骨も気にならないだろう、という考えでしょうか。さすが韓国式です。
 また、日本では、ハモが淡白な味なので酢味噌、梅肉やポン酢で食べることが多いようですが、ここは韓国です。そんなものはありません。当然のごとく、チョコチュジャン(酢コチュジャン、초고추장)です。韓国でも刺身を食べますが、わさびに醤油というのは、最近の鮪屋さんくらいで、それ以外は、全て、「チョコチュジャン」なのです。食べてみると、確かにチョコチュジャンも悪くありません。ただ、結構、骨があって食べづらかったです。これは、入った店の問題でしょう。
 ちょっと期待とは違いましたが、初のハモの刺身、結論は、「美味しかった~」です。ただ、量が多くて、途中で飽きてきてしまいました。量も含めて、「安い!」というのが韓国のハモ料理ですね。次回は是非、湯引きを食べたいと思います!



     ハモの刺身(갯장어회)(写真は、2人分です。)

◎KTX(2012年3月8日)
 韓国の新幹線であるKTXに乗りました。初めて、普通車両ではなく、特室(특실)という特別車両に乗りました。台湾の新幹線にも普通車両のほかに「ビジネスクラス」といった感じの車両があります。日本で新幹線のグリーン車には乗ったことがないので比べられませんが、KTXの特室は、多分、グリーン車ほどのサービスはありません。
 普通車は通路を挟んで両側2列の座席が、特室は片側2列、片側1列ですので、座席がゆったりとしています。もちろん、前後の間隔も普通車よりも広く、快適でした。また、普通車両は座席が回転しないので、進行方向とは逆向きの座席があるのですが、特室の座席は、全て回転できるようになっていました。



 しかし、KTXには、荷物を置けるようなスペースがないのが残念です。台湾の新幹線には、荷物置き場があり、大きなキャリーバッグを持って行っても安心でした。日本の新幹線にも、そのようなスペースがあるのでしょうか?(日本では、自分が、大きな荷物を持って移動しないため、そういうところを見ないので、良く分かりません。)最後尾の座席の後ろにもスペースがないので、どこにも置く場所がないのです。韓国では、大きな荷物を持ってKTXで移動することは考えていないのでしょうか?



  普通車両の最後尾ですが、全くスペースがありません。
  また、この座席の後ろは自動ドア(ガラス製)が動くスペースなので、何も置くことはできません。

◎韓国の人のゴルフ(2011年11月10日)
 韓国でも、ゴルフは金持ちのスポーツです。日本には非常に多くのゴルフ場があり、最近では、金額も安くなってきたようですが、韓国は、非常に高いそうです。お金持ちのスポーツとして認識されているようで、高級なゴルフコースの会員権は、非常に高値になっているそうです。
 そんな韓国でのゴルフのプレースタイルは、日本とは大分、違うようです。以前、日本人の知人から、「韓国の人は、ものすごい上手だよ。でも、必ず、賭けになるから、最後までプレーしないんだよ。一人がカップインすると、そのホールは終了だから、スコアなんて誰も気にしていないんだよ。それに、途中で負けそうだと分かると、練習を始めちゃうんだよ。その代り、みんな、ものすごい練習しているから、上手だよ。」と聞いていたのですが、実際にプレーしてみたら、その通りでした。
 日本人だと、自分のスコアを一番、気にすると思いますが、韓国では、スコアなんて関係ありません。「誰が良かった」、とか、「誰が、いくつ勝っている」など、スコアとは関係なく、1ホールごとの勝ち負けの話で盛り上がります。私の下手さに呆れて、賭けをすることはありませんでしたが、プレー中の雰囲気が日本とは違いました。この「相手には絶対に負けたくない」という姿勢が、韓国の成長を支えているのかと考えさせられてしまいました。

◎韓国のバゲージクレーム(2011年9月12日)
 海外に行く時、日数が多いと、どうしても荷物を預ける必要が出てきます。当然、バゲージクレーム(baggage claim)で荷物を受け取る訳ですが、日本に比べると海外の空港は、荷物の扱いが雑ですよね。そんな中でも、韓国の空港はひどいように思います。
 ターンテーブルにもいくつかのパターンがあると思います。裏側で人がターンテーブルに荷物を載せていると思われる場合、日本では、ちゃんとハンドルや持ち手が客の側になるようにおいてくれますが、日本以外では、そんな気遣いはありません。わざと取りにくく置いているのか、と思うような置き方をしている国もあり、驚かされます。中国や韓国の産業界は、日本の技術に追いつけ、追い越せ、という気持ちで発展してきたように言われますが、こういう所は見習う気がないようです。
 また、ターンテーブルとは別にベルトコンベヤがあって、コンベヤからターンテーブルに荷物が落ちるシステムがありますが、日本では、ターンテーブル上に荷物があると、コンベヤ側が自動的に止まり、荷物が重ならないなっていますが、日本以外では、このようなシステムを見たことがありません。(東南アジアしか見ていませんので、欧米諸国の事情は分かりませんが。)
 韓国など、下にカバンがあっても関係なく、二重、三重は当たり前というシステムです。韓国の産業界は、日本のメーカーよりも良い品質を低価格で実現しているものもあるようですので、もっと、御客様に便利なシステムを導入したら良いのではないかと思います。
◎韓国のスクリーンゴルフ(2011年7月23日)
 韓国では、スクリーンゴルフが人気だそうです。最近は、ゴルフ人口も増えてきて、それに伴って、いろいろな場所にスクリーンゴルフ場がたくさん、できているようです。料金も日本と比べれば、遥かに安く、ちょっと遊びに行くような感覚で仕事の後とかに行く人も多いようです。
 その一方で、韓国でのゴルフ料金は、日本よりも高いようです。そのせいか、コースには出たことがなく、スクリーンゴルフでしかゴルフの経験がない人もたくさん、いるようです。
 日本にもスクリーンゴルフ場はあると思いますが、値段が非常に高いと思います。また、日本では、時間制だと思いますが、韓国では、18ホール、ちゃんとできるのです。もちろん、料金体系はお店によりますが、1時間や2時間で終了する、というスタイルはないようです。
 そのおかげで、4人でスクリーンゴルフ場に行ったところ、まるまる3時間もかかってしまいました。わいわいと話をしながら、時にはお酒を飲んだり、つまみを食べたりしながら、のんびりとやるスクリーンゴルフは、なかなか楽しいものでした。日本でも安くできれば良いのですが。

◎韓国の選挙(2010年5月30日)
 韓国では、今年6月2日(水)は選挙の日です。第5回統一地方選挙で、地方自治体の首長、議会議員、教育監、教育議員など、総勢3991人を選出する大型選挙だそうです。日本では日曜日に選挙をしますが、韓国では週の真ん中、水曜日に選挙をするのだそうです。しかも、選挙の日は、会社を休みにするのだそうです。週の真ん中であれば、泊まりがけで遊びに行くことができないなため、投票率が上がるだろうという政府の政策だそうです。
 この選挙戦の中、街中を歩いているとビルの外壁、交差点や歩道の柵など、いたるところに選挙のポスター(紙のポスターではなく、看板や、垂れ幕(?)みたいなもの)が張られていて、選挙一色と言う感じです。野球場でも「選挙に行こう!」というキャンペーンを展開していて、政府の熱の入れ方がすごいことが実感できます。
 街頭では、日本のような選挙カーではなく、巨大なモニター載せた車を沢山、走らせて、ビデオでイメージ広告をしているようです。時々、人が乗って、手を振っていますが、本人かどうかは、怪しいところです。
 また、交差点などでは女性4人組みが曲に合わせて踊って政党のアピールをしていたり、相当な人と金をかけているという感じがします。そこまでして意味があるのか、と疑問に思ってしまいますが、逆に、それだけの金をかけても回収できるのが政治なのかと疑ってしまいます。

◎ソウルで野球観戦(2010年5月30日)
 ソウルで野球観戦に行ってきました。蚕室野球場で、斗山ベアーズ対三星ライオンズ戦でした。蚕室野球場は、地下鉄の2号線、「総合運動場」駅をおりて、6番出口を出ると目の前にあるので、非常に便利な野球場です。古い球場らしいのですが、その方が狭いので、選手が近くに見えて良いと思います。
 私は、5~6年前に、一度、この球場で野球を観戦したことがありましたが、その時は、確か内野席でも7,000Wonくらいだったと思います。日本に比べて、非常に安い、というのが韓国の野球の一番、良い所だと思います。
 前回は、外野は満席に近く、埋まっていたものの、内野は、かなり余裕があったと記憶しているのですが、今回は、チケット購入も難しいくらいだったそうです。試合開始は17時からということでしたが、外野自由席を買ったので、15時30分に球場に行きました。ところが、外野自由席は6割方、埋まっているのです。以前と比べると、人気が高まっているようです。
 聞いてみると、2008年にオリンピックで優勝したせいか、それ以降、かなり野球人気が高まっているようです。カップルや親子連れは当たり前ですが、女性の2人組、グループなど、女性客が沢山いたことが驚きでした。
 観戦してみて思ったことは、韓国では、内野席が圧倒的に良いです。内野席には、ステージが設置されていて、そこで応援団長らしき人とチアガール(4人組)が指揮を執って応援します。音楽あり、ダンスありで、観客はそのリズムに合わせて、2本1組になった細長い浮輪みたいなスティックを叩いて応援します。応援の中心が、この舞台ですので、外野からは遠く、この音に合わせてスティックを叩いていても、いつの間にか曲が変わっていたりして、いまいちなのです。次回は、内野席に行きたいです!



◎韓国の5月は感謝の月(2010年5月20日)
 日本では5月の第2日曜日が「母の日」、6月の第3日曜日が「父の日」ですが、韓国では5月8日が「父母の日」だそうです。この日は、親への感謝の気持ちを込めて、カーネーションやプレゼントを贈るそうです。
 また、5月15日は先生への感謝の気持ちを表す「恩師の日」です。この日は、朝、小学校や中学校の校門前に花屋さんやお菓子などの屋台が出ているので、何事かと驚いてしまいます。プレゼントを忘れた生徒に買ってもらおうと言うのでしょうが、実際には、先生に贈るプレゼントを忘れる子供はいないと思います。
 何しろ、素晴らしいプレゼントを渡して、わが子に目をかけてもらおうとする親達が、この日ばかりは国公認ということで、派手なプレゼント合戦をするらしいのです。一部の学校では、親からのプレゼントを拒否するような騒ぎにもなっているようです。韓国の教育熱は、日本の比ではありませんから、十分に考えられることです。
 これらの記念日は休日ではありませんが、5月5日は日本と同じく「子供の日」で祝日です。韓国の5月は、親、子供、先生など、家族や知人との縁に感謝の気持ちを示す月なようです。もちろん、記念日だけでなく、常日頃から感謝の気持ちを忘れないことが良いですが。

◎3月3日は、何の日?(2010年3月3日)
 日本では3月3日は「雛祭り(耳の日とかもありますが)」ですが、韓国では、「サンギョプサルの日」だそうです。これは、2003年に畜産業協同組合が豚肉の消費拡大を目的として制定したもので、毎年、この日になるとイベントや大型スーパーでの安売りセールが行われるのだそうです。
 韓国の人に「サムギョプサルって何?」と聞くと、だいたい、「三段のバラ肉です。」と教えてくれます。しかし、私には、この「三段のバラ肉」の意味が分かりませんでした。
 サムは数字の3、ギョプは層、サルは肉を表しています。つまり脂身と赤身が3つの層になったバラ肉(三枚肉)のことです。牛肉のサムギョプサルもありますが、普通、韓国で「サムギョプサル」と言えば豚肉のことです。(牛の場合は、「ソー・サムギョプサル(牛のサムギョプサル)」と言うそうです。)
 韓国では牛カルビよりもポピュラーな料理です。普通は、友人と焼肉に行くとすれば、牛カルビではなく、サムギョプサルでしょう。何しろ、安くて、美味しい、庶民の味方の料理なのです。
 豚を育てる時、繊維質の多い飼料と、繊維質が少なく栄養が多い飼料を交互に与えると、赤身と脂身の層ができ、美味しい三枚肉になるのだそうです。この三枚肉を網、鉄板や陶板などで焼いて食べます。通常、サムギョプサルを焼く鉄板は、余分な脂が流れるように傾いているか、中央が盛り上がっていますので、余計な脂を落としたカリカリで香ばしい肉を楽しむことができます。肉と一緒に焼いたニンニクやキムチ、ネギなどをサンチュ(チシャの葉)、エゴマの葉で包んで、胡麻油をつけて、特製味噌と一緒に食べます。
 豚バラ肉と言うと、あまり食欲がそそられないかもしれません。日本では、バラ肉は薄くスライスされて売られていることが多いですが、サムギョプサルは5mmくらいの厚さに切ったバラ肉で、豚肉の美味しさを十分に堪能することができます。単純な焼肉ですが、日本にはない料理です。
 早速、今夜、サムギョプサルを食べに行ってきました。もともと美味しい料理として、私の大好きな韓国料理の1つだったのですが、さすがに今夜は、いつも以上に、お店の中はサムギョプサルを頼む人で一杯でした。
 結構、カロリーが高い料理だそうですが、美味しさには勝てません。サムギョプサルとソジュをたっぷり充填して、また、明日から頑張ろう!と思ったのでした。



◎レッカー車(2010年2月6日)
 韓国で最も早い緊急自動車は、パトカーでも消防車でも救急車でもなく、レッカー車だと思います。とにかく、「早い!」という気がします。
 高速道路を走っていた時、渋滞に巻き込まれました。ソウル近郊では、朝、夕の渋滞は当たり前ですので、特に気にしていなかったのですが、少しすると、路肩をものすごいスピードでレッカー車が走っていったのです。
 その時は、特に気にせず、「ああ、事故か。」くらいの気持ちだったのですが、5~6分したら、また、レッカー車が走って行ったのです。「結構、大きな事故なのか?」と思いながら、しばらくすると、ようやく事故現場が見えてきました。
 車2台の軽い接触事故のようで、運転手もそれほどの怪我をしていないようでした。双方とも車の外に立って、いろいろと話をしているようでした。何と、警察の車は来ていないのですが、レッカー車は5台も来ているのです。
 車は2台しかないのに、レッカー車が5台って、どういうことなのでしょうか?どうやら、レッカー車は民間業者がやっていて、競争が激しいらしいのです。それで、他社よりも早く現場に行く必要があるので、警察よりも、救急車よりも早く事故現場に到着するのだそうです。高速道路に限らず、一般道路でも、かっ飛ばしているのを良く見ます。
 また、ある時は、高速道路の路肩をバックしてくるレッカー車を見ました。これって、違法だと思うのですが?実は、我々の車は、既に通過したのですが、丁度、高速道路の出口の手前に2台、事故車が止まっていました。きっと、出口から逆送した方が早く現場に到着できるから、という判断だったと思うのですが、これは、いくらなんでもやりすぎではないでしょうか。

◎ビール瓶のリサイクル(2010年2月4日)
 日本も同じだと思いますが、韓国でもビール瓶をリサイクルしています。日本で聞いた話では、集められたビール瓶は、ビール工場で検査され、不良の瓶を取り除いてから洗瓶を行い、その後、何重もの検査を経て、製品を詰める工程に回されるということだったと思います。
 韓国でも同じようにリサイクルをしているのだと思いますが、どうも検査が甘いようです。こんな瓶を見つけてしまいました。ある料理屋さんでビールを頼んだのですが、飲みながら、一緒にいた友人と話をしていたら、その友人が、「お!すげー!!これ、見てくださいよ!」って。
 良く見てみると、OBビールの瓶にハイトのラベルが貼ってあるではないですか。韓国のビール会社は、HiteとOBの2社しかありませんから、仲良くやっているとは思えません。完全なライバル関係にあると思います。そんな中、こんな仲良しの瓶があるとは驚きです。こういうのを見ると、韓国と日本の産業の品質管理については、大きな差があると感じてしまいますね。

  分かりますか?

左の瓶は、矢印のところに「HITE」と書いてあります。

ところが、右の瓶には、「OB」と書いてあります。

見にくいですけど、右の瓶は、OBの瓶にHITEのラベルが貼ってあります。

不思議ですよね~。


◎韓国は野菜が美味しい?(2010年2月4日)
 韓国は、日本よりも野菜が美味しいのでしょうか?韓国では、食堂で昼御飯を食べたり、焼肉屋さんでお肉を食べたりする際、日本では考えられないくらい沢山の生野菜を食べることができます。
 青唐辛子をはじめとして、人参、キュウリ、玉葱など、生のままで出されることが多いです。青唐辛子、人参、キュウリなどは味噌につけてバリバリ食べるし、玉葱などはチュンジャン(黒味噌)をつけてサクサク食べます。キュウリはパサパサですが、人参は少し甘味を感じます。玉葱は水にさらしていないようですが、苦みはありません。
 日本で同じように食べると、キュウリは美味しいですが、人参も玉葱も苦いことが多いと思います。韓国の知人で、実家が農家の人に聞くと、「日本と韓国では、土が違うから、野菜の味が違う」のだと言っていました。
 まあ、土のせいなのか、使っている農薬のせいか、農薬の量かは分かりませんが、韓国の方が野菜が美味しいような気がします。韓国に来た際には、是非、生で野菜を食べてみてください!

◎韓国は出前が当たり前!(2009年12月13日)
 韓国は、配達が当たり前のサービスになっているようです。ピザや中華料理ばかりではなく、海苔巻きを中心とした定食屋さん(単価が安い、普通の定食屋さんみたいな店)でも、だいたいのお店は、頼めば配達をしてくれるそうです。韓国の知人いわく、「料理屋は、配達が当たり前ですよ。」とのことです。
 いろいろと見てみると、料理屋さんだけでなく、スーパーマーケットなども配達をしてくれるようです。(金額に応じてだと思いますが。)大型のスーパー(ロッテマートやイーマートなど)でも地域によって配達をしてくれるようです。また、最近の日本では減ってきたと思いますが、クリーニング屋さんなども配達をしています。
 私の職場には食堂がなく、お弁当の配達サービスもないので、昼御飯は、事務所近くのお店に食べに行くのですが、雨が降っている日は、外に出たくありません。そんな時は、日本と同じように出前を頼みます。事務所には、トンカツ屋、中華料理、韓国料理、ピザなど、いろいろな出前のメニューがあり、何でも頼みたい放題です。
 また、ソウル市内の漢江沿いには、公園が沢山、あるのですが、夏など、公園でのんびりしている時、お腹がすいたら、ピザでもチキンでも配達してくれるのだそうです。日本でも、花見の会場にピザなどを出前してくれると聞いたことがありますが、韓国ではチキン屋さんに頼めば、ビールも持ってきてくれるそうです。韓国では配達を体験しないといけませんね。

◎韓国地下鉄事情5(2009年12月1日)
 ソウルの地下鉄に乗っていて、いつも、驚くことがあります。それは、小母ちゃん(だけでなく、お婆さん、小父さん、お爺さんもですが)の座席に対する執着力です。これは、日本のおばちゃん達よりも、はるかに強烈です。
 韓国では、電車から降りる人をまたずに乗り込む人が多いですが、おばさん達は、その最たるものです。降りる人を掻き分けて電車に入り込み、空いている座席を探して、突進します。韓国の座席は1人ずつの区切りが分かるようになっているのですが、冬で厚手の防寒着を着ていて、少し、狭そうに見える隙までもお構いなしです。
 韓国では、電車が駅に止まる前に(あるいは自分が降りる1つ手前の駅くらいで)、席を立って、ドア付近に移動する人が多いので、誰かが動くと、キョロキョロし、空いた席に突進します。駅に着いた時には、乗ってきて席を探すお婆さんと、電車内のはるか遠くの場所から、空いた席めがけて突進するおばちゃんとの戦いが始まります。、
 また、韓国の人達は、席を移動するのが好きなようです。好きと言うのは変な言い方ですが、2人や3人で電車に乗ってバラバラに座るしかない状況だったとします。どこかの駅で、誰かの隣が空いたりすると、すぐに移動しますが、これは日本でもあることだと思います。韓国では、場所が気に入らないのか、あっちに移動したり、端っこの席に移動したりと、頻繁に移動するのです。
 韓国では、座席の端から2番目の位置に座っていて、端に座っていた人が立ったら、その瞬間に端っこの席に移動するのが普通なようです。ある時は、座席の端の席の目の前に立っている小父さんがいたのですが、自分の目の前の席の人が立ったので、座ろうと思ったのでしょう。網棚の荷物を取って、座ろうとしたら、その隣に座っていたおばちゃんが席を移動してしまい、席がなくなってしまいました。しかも、そのおばちゃんが座っていた席には、その目の前に立っていた別のおばさんが座ってしまい、小父さんの席がなくなってしまったのです。これが、本当に、あっという間だったのです。結局、小父さんは、また鞄を網棚の上に戻して、悲しそうに立っていました。韓国のおばちゃん、恐るべし、です。

◎韓国は乾燥している(2009年12月1日)
 韓国は、日本とは比べものにならないくらい乾燥していると思います。湿度が少ない、ということですが、日本で生活していたら想像できないくらいに乾燥しているようです。
 韓国の夏は、日本と同じくらい暑く、直接、日光があたるとじりじりと日焼けしているのが分かります。しかし、日陰に入っていて、風が吹いてきたら、とても涼しく快適なのです。これは、インドのハイデラバードなどもそうでしたが、湿度が少ないことによるものです。
 そして、この乾燥具合は、日本では想像もつかないことを引き起こしました。なんと、食べかけていたポテトチップス(プリングルス)が、2ヶ月経っても、パリパリだったのです。日本では、3日もすれば、湿ってしまい、ふにゃふにゃになってしまいます。「ふにゃふにゃ」は大袈裟かもしれませんが、湿気てしまって、とても食べられない(食べても美味しくない)状態になってしまいます。
 ところが、韓国では2ヶ月前に半分くらい残していたプリングルスが、パリパリで保存されており、美味しく食べることができました。韓国では、日本よりもエコ(資源を無駄にしない)な生活ができそうです。

◎韓国は工事が早い(2009年12月1日)
 韓国は、工事が早いと感じることが多々、あります。例えば、マンションの建設では、一度に5~6棟をまとめて建設していて、1~2ヶ月くらい経ったら、もう完成していた、なんてことがあります。実際には、最初から最後まで見ている訳ではないので、本当に短い期間で完成しているのかは分かりませんが、日本の建設状況からすると、早いと感じます。もちろん、日本では耐震設計があり、それ相当の建築が必要ですから、地震がない韓国と比べるのは間違っているのかもしれません。
 韓国は、道路の工事も早いと思います。ソウル市内で、漢江沿いにあった陸橋を撤去する工事は、たったの1ヶ月くらいで終わってしまいました。建設するのではなく、撤去だからかもしれませんが、あれだけ複雑に入り組んでいた陸橋が、短期間でなくなってしまうとは、驚きです。
 日本でもいろいろなテレビ番組で紹介されていましたが、ソウルの中心地である市庁付近にあった立体の高速道路を撤去して清渓川(청계천:チョンゲチョン)を復活させた、というのも同じような工事だったと想像すると、韓国のパワーを感じてしまいます。
 日本では、私の家の近くでは、たかだか道路を150mくらい作るだけなのに、既に1年以上、工事をやっています。まあ、これも感覚ですから、正確に1年ではないかもしれませんが、感じとしては1年半くらいかかっている気がします。道路にもいろいろな工事があるのかもしれませんが、あまりに長い期間、工事をしているのは、それ以外の思惑を感じてしまいますね。
 ただ、中央線のある駅では、何をしたい工事かが分からないのですが、ホームの屋根を壊したり、片側の階段を閉鎖したりと、利用者に迷惑をかけている工事をしていますが、これは結構、長い間、やっていますね。もう3~4ヶ月、やっていると思うのですが、何をしたいのかが良く分からないです。これも、日本と同じく、予算を消化するための工事なのでしょうか。韓国は12月決算ですから、ありえるのかな?



◎韓国地下鉄事情4(2009年11月30日)
 ソウルの地下鉄に乗っていて、日本と似ているようで、違う風景だと思ったことがあります。それは、本を読んでいる人がほとんどいない、ということです。
 朝、通勤時間の地下鉄に乗ると、新聞を読んでいる人は非常に多いです。ただし、これは地下鉄の出入口などに置かれている無料で配布されている新聞です。読み終わると、網棚の上に乗せて、知らんぷりです。それを拾って、読み始める人もいるし、その人も読み終わると、当然のように網棚の上に捨てていきます。まあ、この無料新聞を集めて回るお爺さんやお婆さんがいますから、それほど問題ではないのでしょうが、あまり良い風習とは思えません。
 他には、今は携帯電話でTVを見ている人、携帯ゲームをやっている人、音楽を聞いている人、DVDを見ている人など、日本の電車内の風景とあまり変わりませんが、本を読んでいる人は、ほとんどいません。1両に2~3人、いるかいないか、だと思います。日本では、結構、本や雑誌を読んでいる人が多いと思うのですが、どうでしょうか。
 韓国でも本屋さんはたくさんあるし、もちろん、古本屋さんもあります。日本のブックオフもソウル市内には店舗を構えていますので、本の流通も、相当、あると思います。私がたまたま、本を読んでいる人をあまり見ないだけなのでしょうか。

◎韓国の面接事情(2009年11月11日)
 先日、韓国で社員募集をしたのですが、提出する書類の内容や面接など、韓国の人達の応募の仕方が、日本と大きく違っていましたので、まとめてみます。
 履歴書を送るように指示してあったので、応募者は履歴書をメールで送ってくるのですが、日本のように「定型」というのがないらしく、各自、適当にインターネットで探してきた書類に書いて提出してくれます。日本の会社で日本語での書類提出を要求していましたので、日本の履歴書をどこからかダウンロードして送ってくる人もいましたが、韓国語だけの書類を送ってくる人もいて、日本人の感覚では、「真剣さがない」と感じる人も多々、いました。
 ある人の履歴書には、「生年月日」が書かれていなく、何歳なのか分からない、という人もいました。もちろん高校の卒業年や大学の入学、卒業などから推測はできるのですが、途中で留学していたりして、分かりにくかったり、そもそも卒業年を書き間違えていたり、「大事な書類は、見直して提出する」という感覚がないようでした。また、写真が貼られていない人も、数名、いました。
 履歴書に貼られている写真は、日本と異なり、個人の考えが最もあらわれているポイントだと思いました。日本では証明写真を撮って、提出するのが普通だと思いますが、証明写真のようなものを使っている人は全体の1/3くらいでした。1/3くらいの人は、旅行とか日常の写真の一部を切り取ったような適当な写真で、ピントがあまりあっていないような写真を使っていました。
 残りの1/3の人は、非常に素敵な写真、多分、自分で一番、気合が入った写真を使っていました。というのは、非常に美しいのです。中には、少し、斜に構えて、「この角度が一番、美しいのよ」、という写真を使っていて、自己主張は良いと思うのですが、日本の古い会社だと駄目なんじゃないか?と思うことがありました。
 この中で、とっても美しい写真の人達は、ものすごく期待をして(何の??)面接をしたのですが、全員、写真とは全くの別人が面接に来たのでした。きっと、一番、良い時期(太る前)だったり、相当な加工をしてあったのでしょう。期待した(何の?)分、残念な気持ちが倍増して、がっかりでした。
 さらに、面白いことに、大多数の人が、写真を枠にはめたがることが分かりました。今は、デジタル写真の画像を履歴書のファイル(WordやExcelなど)に貼りつけるのですが、履歴書の中に「写真」の欄(枠線)があると、そこに写真の大きさが合うようにしてしまう人が非常に多かったのです。
 きれいな写真を送ってきて、本人と会ってがっかり、ということが多々、ありましたが、逆に本人の方が細くて可愛いということがあり、不思議に思っていたのです。面接の後、写真を見直して、「もしかして」と思い、「元のサイズ」に変更したら、本人の可愛らしい顔になった人が数人、発見され、後から確認したら、多少なりとも「枠にはめるように調整した」人が6~7割いたのです。写真のサイズを変えたら、顔が変わるのに、そのことは気にしないのでしょうか?不思議です。
 また、韓国で面接をするのは、非常に難しいことも分かりました。というのは、日本であれば、遅れるとか、行かないとか、連絡をするのが普通だと思うのですが(今は、違うのでしょうか?)、韓国では連絡をしないで「来ない」ということが多々ありました。多い時は、10人中4~5人来ないこともありました。「他に決まったから行かない」、などの連絡が来たのは、私の経験では20人の面接で1人くらいでした。(連絡なしで来ない人は7~8人になるでしょうか)
 また、時間の感覚も日本とは異なっています。日本では面接が10時なら、早くても9時50分くらいに来るかどうかで、普通なら5分前くらいに到着するように時間調整をすると思います。(今の人は、しないのでしょうか?)
 ところが、韓国の人は、予定よりも30分早くても、着いたら、勝手に来てしまうんですね。30分前に別の人を面接していて、いきなり次の人が来てしまって、しばらく外で待ってもらったことがありましたが、日本の感覚なら30分前に来るな、せめて連絡してからにしてくれ、という感じです。
 来ない場合は連絡がありませんが、遅れる場合は連絡をしてくれることが多いです。ある時は、1時間の間隔をあけていたのですが、片方が30分遅れ、片方が30分早く着く、とのことで2人、まとめて面接したことがありました。まあ、日本では集団での面接が多いようですが、1人の事務員を採用するのに、まとめて面接しても仕方がないので、1人ずつ、じっくりと話を聞くようにしていたのですが、なかなか思ったようには進まないものです。
 ですから、せっかく面接の準備をしていても、予定の時間を過ぎないと「来るのか、来ないのか」が分からないので、だんだん、「来たらラッキー」みたいな感覚になってしまい、日本の面接とは大分、事情が違うと実感しました。
 また、面接にも連絡なしできませんので、韓国では、不採用でも連絡をしなくて良いようです。一応、面接の時に、いつまでに連絡します、というのですが、採用なら連絡すれば良いし、不採用なら、わざわざ連絡する必要がないのだそうです。連絡が来なければ、「不採用だった」と自分で判断して、さっさと別の所を探すのだそうです。これは、私の会社の韓国人社員、全員が言っていますので、韓国ではそういう対応で良いようです。中には、引越しの準備があるので、いつまでに連絡が欲しい、という人もいましたが、そういう人にも携帯メールでOKなのだそうです。韓国の人は、結構、あっさりしているな、という感じですが、無駄なことをしない、ということなのでしょうか。そういう意味では、合理的な考え方をしているのかもしれません。

◎救急車の運転手は大変!?(2009年10月26日)
 先日、車に乗っていたところ、後ろから救急車がサイレンを鳴らしながら近づいてきたのですが、韓国の人達の対応が、あまりにひどくて驚いてしまいました。
 日本では、サイレンが聞こえたら、どこから来ているのか確認して、同じ車線(後ろから)だったら、車を端に寄せて止まるのが普通だと思います。渋滞していて身動きがとれない場合も、何とか、緊急自動車を通してあげようと努力すると思います。
 ところが韓国では、緊急自動車が来ても、日本のような対応をしないようです。まず、緊急自動車が近づいてきても、止まる車はいません。渋滞している時は、よける素振りもしないし、特に何もしないのです。むしろ、緊急自動車の運転手が渋滞している車をよけながら進んでいくのです。一般の人は、渋滞の中、車を掻き分けて走ろうとする緊急自動車を迷惑そうにしている感じです。
 高速道路上でも同じような感じでした。誰もよけないし、減速もしません。緊急自動車がサイレンを鳴らしながら、右に左に、車をよけながら走って行くのです。その緊急自動車の後ろにぴったりとくっついて追走していく車は、まだ、可愛い方で、サイレンを鳴らして走っている緊急自動車を追い越していく一般車もいるから、驚きです。
 この国は、一体、どうなっているのかと信じられない気持です。救急車など、一刻も早く、病院まで行かせてあげて欲しいのに、何と言う態度でしょうか。このような状況を見て、韓国の知人に、文句を言った所、もっと驚くことを聞かされました。
 何と、救急車の運転手などが、お金持ちに依頼されて違法タクシーのようなことをしているのだそうです。例えば、空港に急いで行きたい場合、緊急自動車を呼んで、サイレンを鳴らして空港まで走らせるのだそうです。もちろん、空港までサイレンを鳴らしていけませんので、近くに行ったら、サイレンを切るのでしょうが、そういう怪しい車が、沢山、目撃されているのだそうです。今まで、何度も、そのようなことが問題になり、新聞やニュースで報道されているのだそうです。
 このため、実際に病人や怪我人が乗っている可能性があっても、救急車だからと言って、道を譲る韓国人はいないのだそうです。しかし、こんなことでは、自分が怪我や病気になった時に大変な目に合うではないですか。根本的に間違っている気がするのですが、どうすれば良いのでしょうか。

◎韓国のエレベーター(2009年10月15日)
 韓国のエレベーターは、気をつけないといけません。全てのエレベーターではないと思いますが、ほとんどのエレベーターが、階数を2回押すと、キャンセルできるようになっています。ですから、あわてて2回、押してしまうと、降りたい階数に止まらなくなってしまうのです。
 最近のエレベーターはドアの横と、車いす用にエレベーター内部の横壁の2ヶ所に階数表示のボタンがついていることが多いです。先日、ある雑居ビルでエレベーターに乗っていた時、面白いことがありました。
 私は1階から乗ったのですが、2階で小父さんと小母さんが乗り込んできました。小父さんはエレベーターに乗り込み、ドアの所の15階のボタンを押しました。小父さんから少し、遅れてエレベーターに乗り込んだ小母さんは、車いす用のボタンの15階を押してキャンセルしてしまいました。小母さんがボタンを押そうと思った時には、階数のランプがついていなかったため、ボタンを押そうとしたのですが、そのわずか0.5秒くらい前に小父さんがボタンを押したため、偶然、キャンセルされてしまったのです。
 小父さんは、階数表示の15階が消えていることに気がつき、再度、15階を押しました。すると、丁度、わずかに遅れて、同じように気がついた小母さんが、またしてもタッチの差でボタンを押し、再度、キャンセルしてしまいました。
 この2人は、知り合いでも何でもないようでしたが、ものすごい気が合う人達だと感心していたら、再度、目的階の表示が消えていることに気がついた小父さんが、「あれ?」みたいなことを言いながら、また、15階を押しました。すると、この時もタイミング良く、15階が消えていることに気付いた小母さんがボタンを押し、3度目のキャンセルをしました。こんな奇跡みたいなことが目の前で起きるなんて、ビックリで、大笑いしたかったのですが、ずっと見ていたことがバレると怒られそうで、我慢しました。
 結局、4回目にボタンを押す時、小父さんが「俺、15階なんだけど」みたいなことを言いながら押したら、小母さんが「あれ、私もよ」みたいなことを言って、お互いに何をしていたかを理解したらしく、お互いに文句を言っていました。結局、15階に到着するギリギリでボタンを押すことができたので、2人とも、無事に降りることができましたが、なかなかおもしろかったです。
 また、韓国のエレベーターは、ホテルなどでは4階や13階がないことがあります。3階の次が5階だったり、4階が「F階」になっていることもあります。縁起をかついでいるのでしょうが、マンションや、一般のビルでは、普通に4階がありますので、ホテル業界だけのことかもしれません。

◎ハングルの日(2009年10月9日)
 10月9日は、ハングルの日です。「ハングル」は、分断前の朝鮮で使用されていた文字で、現在の北朝鮮、韓国で使用されている文字です。この「ハングル」の「ハン」は、「大いなる」という意味で、「グル」は「文字」という意味です。ですから、「ハングル」とは、「大いなる文字」という意味だそうです。
 韓国語のことを「ハングル語」などと言う人がいますが、この言い方は、「大いなる文字語」という意味になってしまい、完全に間違っており、意味をなしません。しかし、韓国のことを「ハングク」と言いますので、「ハングク語」と言っているなら、「韓国語」と言っていることになります。微妙で難しいですが、「ハングル」とは韓国、北朝鮮で使用されている「文字」のことなのです。
 もともと朝鮮では、固有の文字を持たずに発展していのですが、李氏朝鮮(朝鮮王朝)の第4代国王である世宗が、朝鮮国固有の文字の製作を指示し、1443年に作成したのだそうです。そして、文字の完成から3年後の1446年にハングルの成り立ちや使い方を定めた「訓民正音」という名前で広く発表したのだそうです。「訓民正音」とは、「民に教える正しい音」という意味だそうです。これによって、朝鮮において独自の文字が使用されるようになったそうです。 その後、20世紀になって、「訓民正音」という名前の代わりに、「ハングル」という名前で呼ばれるようになり、現在に至っているそうです。
 ハングルの日は、1926年11月4日に、国語学者が中心となって「訓民正音」公布480年を記念して式典を行ったのが始まりと言われています。その後、1940年に「ハングルの日」が10月9日に制定され、韓国では1970年から国民の休日になりました。しかし、何と1990年からは、休日ではなくなってしまいました。
 韓国では、この20年くらいの間に、ドンドンと休日(日本で言う祝日、国民の休日)がなくなっていき、現在では、土曜日、日曜日以外の休みが、ほとんどない状態(秋夕節と旧正月くらい)になっています。韓国の人は、「日本は休みが多くて、羨ましい!」と言っています。

◎ソウルでは、コーヒーショップが流行り?(2009年10月5日)
 ソウルでは(韓国中なのかが分かりませんが)、どうやらコーヒーショップがブームのようです。この8月~9月にかけて、私が活動するエリアで、新しいコーヒーショップが次々とOPENしました。どうやら、コーヒーショップの開店が非常に増えているようです。
 もともと、韓国のコーヒーは非常に不味いものでした。薄くて、味も香りもしないコーヒーで、ほとんどお湯みたいなコーヒーでした。日本で言う「アメリカン・コーヒーをさらにお湯で割ったようなスーパーアメリカンコーヒー」が一般的でした。2000年頃は、どんな高級ホテルのラウンジでも、このようなコーヒーか、ヘーゼルナッツコーヒー(Hazelnut Coffee)しかありませんでした。
 ヘーゼルナッツコーヒーは、韓国でヘイジュロッ(헤이즐넛)と呼ばれていて、甘い香りがするコーヒーですが、味はなく、香りがするお湯のような感じです。韓国の人は、これにたっぷりの砂糖を入れて飲んでいました。何回か、飲んだことがありましたが、コーヒーとは全く別の飲み物だと思いました。
 それが、今では、スターバックスのおかげか、やっとまともなコーヒーが飲めるようになってきたと思ったのもつかの間、いつの間にか、コーヒーショップが大流行りになっているのです。韓国の人に聞くと、今、あちこちにできているコーヒーショップは、今年からではなく、2年くらい前から増えてきているそうです。ただ、かなり目立つようになってきたことは事実だと思います。
 調べてみるとStarbucks Coffeeは1999年7月に韓国に進出したようです。私の個人的な考えですが、現在の韓国のコーヒー文化を作ったのは、間違いなくスターバックスだろうと思います。スターバックスのお蔭で、まともなコーヒーが飲めるようになってきました。
 現在では、Caffe Bene、Coffee Bean、Pascucci、Coffine Gurunaruなど、たくさんのコーヒーチェーン店がしのぎを削っています。日本のドトールコーヒーも以前(1994年頃?)、韓国に進出したようですが、撤退していたようです。それが、2009年7月23日、韓国最大手の乳業メーカー、ソウル牛乳協同組合と業務提携契約を結んで、コーヒー飲料「ソウル牛乳ドトール・ザ・クラシック」を8月1日から韓国国内で販売開始したようです。コーヒーに関する事業は、韓国で大流行りということでしょう。

◎KTXに乗った(2009年9月30日)
 韓国の新幹線である、KTXに乗りました。KTXとは、韓国高速鉄道(Korea Train eXpress)のことで、フランスのTGVの技術を導入しています。出張で、地方の都市に行った際、ソウルに戻るためにKTXを利用しました。日本の「新幹線」と比較すると、KTXは座席も、前後の間隔も、通路も狭く、あまり快適とは言えないと思いました。(台湾の新幹線は快適ですが)
 ただ、KTXでは、乗っている間に携帯電話の電波が途切れることはありませんでした。新幹線では、ブチブチと切れることが多く、携帯電話の使い勝手はKTXの方が良いと思いました。ただ、KTXは、最高時速300km/hらしいですが、そんなにスピードを出していないのではないでしょうか。新幹線よりもはるかに遅い印象です。低速のおかげで、携帯電話が切れないだけなのでしょうか。
 ソウルの地下鉄などは、紙製の切符はなくなっていますが、KTXの切符は紙製です。一応、裏側には磁気カードっぽい黒い線がはいっていますが、非常に安っぽい紙製の切符です。

上の2つが、切符の表側です。

右の写真は裏側です。


 切符を駅の窓口で購入したらホームに移動しますが、改札がありません。改札はあるのですが、駅員がいないので、誰でも自由に出入りすることができるようになっています。これは木浦駅、大田駅、西大田駅、龍山駅、ソウル駅、いずれも同じ状況でしたから、どこの駅も同じだと思います。ですから、見送りに来た人も一緒にホームにも入れるし、KTXの中まで入ることができます。降りる駅でも、改札がありませんので、自由に出ることができます。
 また、車内でも検札がありません。韓国の人に聞くと、検札をやっているらしいのですが、今まで、何回か乗った中で、乗務員が検札に来たことは1度もありません。もちろん、乗務員が何回か、通路を通っていますので、予約された座席番号に人が座っていれば、声をかけないだけかもしれません。そのようなシステムであれば、乗客も煩わしくなく、非常に良いシステムだと思います。指定席で寝ていても、食事をしていても切符を確認するという馬鹿げた日本の新幹線も見習うべきだと思います。
 検札時に切符がないなど不正に乗車していれば、罰金を含めて多大な金額を請求されるようです。改札がないこと、車内の検札システムなどはヨーロッパの方式と同じだと思いました。車体がフランスのTGVをベースにしているから、乗車システムも同じようにしたのでしょうか。
 新幹線と違ってKTXには、進行方向と逆向きの席があります。車体の大きさが小さいため、座席を回転させることができないのだそうです。ちなみに逆向きの席(指定席)の場合、金額が少し、安くなります。もちろん安くするために逆向きの席を希望する人もいるのでしょうが、大多数は進行方向の席をとりますので、出発時間ギリギリに駅に行って切符を買うと、かなりの高確率で逆向きの席になってしまいます。
 KTXで面白いと思ったのは、乗り降りする際、ステップが出ることです。KTXの乗降口は、駅のホームと少し離れています。これは、日本と比べるとホームの高さが低いため、電車の車体の下の方が出入口の高さになるため、電車の形状(丸み)によって、ホームと距離ができてしまうのかもしれません。良い点もあり、悪い点もあるKTXですが、高速バスでの移動よりも早いので、バスよりは、はるかに良いと思います。

駅に到着後、ステップが出てきます。 KTXのホームの反対側に止まっている電車です。ホームの高さが低いと思いませんか?
KTX側(こちら側)も、あのように低いのです。

◎韓国の夏(2009年8月23日)
 韓国の夏は、暑いです。気温は30℃を超え、東京と比べても、それほど変わらないと思います。しかし、日本(東京あたり)と比べると、過ごしやすいと思います。
 というのは、韓国は、日本よりも湿度が少ないのです。日本や台湾の夏は、湿度が高いため、空気が熱を持っていて、ものすごく暑いです。何もしなくても、じっとりと汗をかいてしまいます。本当に何もする気が起きない状態になります。
 ところが、韓国は湿度が少ないため、日陰に入れば、それほど暑さを感じないのです。日陰にいて、風が吹けば、意外に涼しく感じるものです。これはインドにいた時と同じような感じです。ですから、韓国は夏でも、朝や夜などは、比較的、涼しく、過ごしやすいと思います。
 もちろん、日向に停めておいた車に乗ろうとすれば、ものすごい暑さですし、日が当たっている腕や顔などは、とても暑く、日本と変わらないと思います。

◎韓国の夏の夜の楽しみ(2009年8月23日)
 韓国の夏は、夜が楽しいです。まず、日本と比べると、韓国は日が長いです。日本とは時差がありませんが、東京と比べると、実際には1時間くらいの時差がある感じです。東京では、夏の夜は6時30分~7時頃まで明るいと思いますが、韓国では8時頃まで明るいです。このため、7時に会社を出て、飲みに行っても、まだ明るいので、変な感じがします。
 ところが、韓国の料理屋(焼肉、チキンなど、ありとあらゆる飲み屋(食事?))さんは、夏は、店の外(路上)にテーブルと椅子を置いて、オープンエアーでも営業をするのです。店の中では、エアコンが効いているのですが、せっかくの夏の雰囲気を楽しむため、人気があるのは外での食事です。
 日本では、夏になるとデパートの屋上などでビアガーデンなどがOPENしますが、実際には蒸し暑くて、扇風機がおいてあってもじっとりと暑くて、あまり気持ちが良いものではありません。
 ところが韓国では、日本よりも湿度が少ないですから、じっとりとするような暑さは無く、少しの風でも非常に涼しく感じます。まだ明るい(と言っても夜7時過ぎですが)うちから、外でビールなんかを飲みながら、焼肉なんか食べたら、最高ですね。これこそ、韓国の夏の夜の楽しみだと思います。

韓国、風景、夏、レストラン

◎韓国式お引越し(2009年8月22日)
 韓国の引越しは、なかなか豪快です。こんなやり方は、日本では行われていないのではないでしょうか?
 韓国では、一般的に消防車のはしご車みたいな車で、引越しをするようです。韓国ではアパート(日本でいうマンション)に住んでいる人がほとんどですから、高層階への引越しが多いと思います。そこで、引っ越し業者は専用の車で、目指す部屋のベランダに向かって、荷物を一気に運びあげる(おろす)ようです。
 これで、一体、何階までできるのでしょうか?15~16階くらいの引越しは見たことがありますが、韓国ではマンションの階数は、何階までと決まっているのでしょうか?ちゃんと一番上の階まで、はしご車が届くのでしょうか?
 まあ、これでできれば、人も少なくて済みますし、便利だとは思いますが、風の強い日などはできないですね。ただ、見ているだけでも、ちょっと怖い感じがする引越し風景でした。

韓国、マンション、引越し
こんな車です。 荷物はこんな形で送るようです。
荷物はベランダから出し入れするようです。 ちょっと、怖いですね。

◎韓国にはカラスがいない?(2009年8月22日)
 ソウルに限らず、韓国では、全然、カラスを見ません。日本(東京近辺)では、むしろ雀よりもカラスの方が多いのではないかと思うくらい、カラスを見かけますが、韓国ではカラスを見ません。
 韓国の人に聞くと、韓国にもカラスはいるそうです。しかし、全然、見ることがありません。韓国のカラスは、一体、どこに住んでいるのでしょうか?本当にいるのでしょうか?
 韓国はゴミの収集システムが優れているからカラスが繁殖していないのでしょうか?日本は生ゴミが散乱していて、繁殖しやすいのか?それとも、気候の問題でしょうか?ソウルの冬は、東京と比べて10℃近く、気温が低いと思います。そのおかげなのでしょうか?日本でも東北地方や北海道にはカラスがいないのでしょうか?誰か、本当のところを教えてください!

◎新車(2009年8月22日)
 韓国では、新車のドアには、変なものがついています。変なものとは、青いスポンジです。小型の乗用車、大型の乗用車、バンタイプの車など、全ての新車にはついていると思います。これは多分、納車時にドアを保護するためのものだと思います。
 日本人なら、納車後は、取ってしまうと思うのですが、韓国の人達は、これを長い間、つけています。むしろ、取らないという人も多いかもしれません。
 韓国では、車を購入する費用は日本よりも高いです。中古車は分かりませんが、新車の金額は日本の1.5倍~2倍くらいするようです。税金が高いという話も聞いたことがあります。韓国製の高級車などは、韓国内で購入するよりも、海外で購入して輸入した方が安いという話も聞きました。
 そのような高額な車ですから、もしかしたら、スポンジを付けていることは、「新車を買ったぞ!」ということをアピールしたいのかもしれません。まあ、単純にドアの保護目的でつけたままにしているのかもしれませんが。
 しかし、デザインとしては、いかがなものでしょうか。せっかく新車を買ったにしても、センスを疑われてしまうのではないでしょうか?
 また、この青いスポンジが汚れて、真っ黒になった汚いスポンジをつけたままにしている車などもありますが、あまりの汚さに嫌な気持ちになります。さらに、スポンジが半分くらいにちぎれた状態でつけていたり、長い間、つけていた後に取ったのか、スポンジの跡(接着剤の跡に汚れがついて、黒っぽくなっている)がついた状態で走っている車など、むしろ哀れを誘います。もちろん、個人の自由ですが、どうかと思いますね。

韓国、車、新車、スポンジ

上の写真の赤い○部分の拡大です。 こんなものがくっついています。

◎韓国にも梅雨がある(2009年8月20日)
 韓国にも梅雨があります。韓国語では「장마(チャンマ)」といいます。ソウルの方では、6月後半から7月後半くらいまでです。韓国でも、梅雨が明けると夏という感じです。東京と比べると、2週間くらい遅いような感じでしょうか。
 しかし、今年は、変な気候が続いています。日本も同じだと思いますが、梅雨が明けたのに、暑い夏!という感じではなく、大雨が続いたり、曇りの日が続いたりと、晴れて夏っぽい天気になる日が少ない気がします。いわゆる異常気象ということでしょう。困ったことです。

◎ソウルの新聞事情(2009年7月27日)
 ソウルでは、無料新聞が流行っているようです。大量に新聞が無料で配布されており、今、普通の人は新聞を購入していないかもしれません。地下鉄の駅の出入口には、無料新聞の配布用スタンドが立ち並び、みんな、自分の好きな新聞を持っていき、地下鉄の車内や会社で読んでいるようです。
 この新聞、読み終わったものをどうするかと言うと、ほとんどの人が、地下鉄の網棚の上に捨てていきます。朝の地下鉄の網棚は、みんなが捨てていった無料新聞で山のようになってしまいます。ところが、上手くできているようで、この捨てた新聞を回収する業者(?)が存在するのです。
 だいたいはお爺さんか、お婆さんですが、キャスター付の鞄に集めていく人や、風呂敷を広げて、そこにまとめて、風呂敷を縛って、背負って移動していく人など、様々ですが、混雑している地下鉄車内でも、兎に角、新聞を集めて回ります。
 ある時は、読み終わった新聞を膝の上に置いて、座って目をつぶっている小母さんがいたのですが、その新聞を集めようと取ったら、小母さんが目を開け、その新聞を取り返して、怒って、文句を言っていました。座っている人が手にしている新聞なども、聞いて、持っていくことが多いようです。
 韓国の知人に聞いてみると、集めた新聞は、リサイクルで売るのだそうです。もともと60歳以上(?)のお年寄りは、地下鉄やバスなどは無料で乗れるのだそうです。そのため、時間を持て余したお年寄りが小遣い稼ぎのために、このような商売をしているのだそうです。
 新聞社の経営状況、網棚の使用方法、お年寄りのこと、いろいろなことを考えさせられる新聞事情でした。

◎久しぶりの仁川空港(2009年6月2日)
 最近は、羽田空港と金浦空港の往復を利用することが多かったのですが、今回は久しぶりに仁川空港を利用することになりました。仁川空港は、2008年にサテライトができてからは、入国も出国も面倒な感じがして嫌だったのですが、時間等の関係で仁川空港発の便を利用することになったのでした。
 しかし、仁川空港のサテライトを利用して、今までになく非常に良いと思ったことがありました。さすが韓国とも思うのですが、インターネットを無料で利用できるのです。ノートPCで無線LANが利用できれば、ベンチに座っていても、喫茶店の中でも利用可能です。
 こういうのは、非常に便利ですし、ありがたいです。日本だと、多分、無料のサービスはないですから。成田空港の第2ターミナルには、一応、「無線LANインターネットアクセスが利用可能です。」とは書いてありますが、当然のように有料ですので。
 インターネットが無料というのは、韓国の非常に良いところですね。

◎久しぶりの釜山(2009年4月19日)
 久しぶりに釜山に来ました。釜山空港は、正式には金海国際空港と言うのですが、来てみてびっくりしました。綺麗に生まれ変わっていたのです。2007年11月1日から、新しいターミナルに変わったそうです。以前、私が来た時は、2004年の11月でしたから、4年半ぶりくらいです。私の記憶では、釜山の国際空港(金海国際空港)は、小さくて、暗くて、汚い感じのイメージだったのですが、大きく、明るい空港になっていました。
 しかし、建物が綺麗になっても、サービスはイマイチでした。Baggage Claimで、沢山の人が待っているのに、なかなか荷物が出てこないのです。とても、韓国とは思えない、ひどい状態でした。こういう言い方はしたくありませんが、まるでインドの地方空港のような感じでした。
 Baggage Claimには多くの人があふれ、なかなか出てこないカバンにいらいらを募らせていました。荷物が来ないばかりか、ベルトコンベヤは、今まで他の国で見たことがないくらい、非常にゆっくりとしか進まず、待っている人をいらいらさせてくれました。また、少ししか載っていないベルトコンベヤが途中で完全に停止したりして、さらにイライラを倍増させてくれました。また、荷物も置き方も、日本では荷物を取る人が取りやすいように持ち手を外向きにしてカバンを載せてくれるのですが、ここでは、そのような気遣いはありませんでした。カバンがあっちを向いたり、こっちを向いたりしていて、みんなカバンを取るのに奥まで手を伸ばしていて、非常に苦労していました。
 せっかく新しい建物になっても、このようなサービスしかできないのでは、全く意味がありません。そういえば、入国審査を終了した後、手荷物をX線に通さなくてはならないのですが、あれは、一体、何のためなのでしょうか?せっかく入国審査窓口が5~6ヶ所あったのに、X線検査が1ヶ所しかないので、そこで大行列ができていました。そのイライラの後に、上述したBaggage Claimです。何をしたいのかさっぱり分かりません。
 空港の外では、空港に接続するためのモノレールの高架を建設中でした。まだまだ釜山は発展していくようです。どうせなら、設備だけでなく、サービスの面でも充実させてくれたら良いと思います。観光誘致には、サービス面も重要だと思いますよ。

◎韓国でニンニク戦争(2009年4月7日)
 ニンニク戦争と言っても、ニンニクを投げ合うとか、実際にニンニクをめぐって紛争を起こす訳ではありません。ただ、私はニンニクが好きで、焼肉の時、ニンニクも食べたいだけなのですが、韓国の人とは、食べるタイミングが合わないので、どうしてもニンニクを巡ったバトルが起きてしまうのです。
 韓国の人は、ニンニクを生でも食べます。焼肉を食べる時など、生のニンニクをスライスしただけのものを、肉とサンチュ、味噌などと一緒にまいて食べるのです。もちろん、火を通して食べることも多いです。スライスしたニンニクを網に乗せて焼いたり、アルミホイルにニンニクと胡麻油を入れて火にかけて、軽く揚げて食べたりしています。
 私は、生の大蒜はあまり好きではないのです。少し、胃に刺激が強すぎると思いますし、辛みが強くて美味しいと感じないことが多いからです。しかし、ニンニクは火を通すと、非常に甘く、美味しくなります。ほっこりしてお芋のような感じになりますので、その状態を食べるのが大好きなのです。
 しかし、韓国の人と一緒に食事をしていると、私が大事に焼いたり、揚げたりしている大蒜を、まだ、完全にほっこりしていないのに、バンバン、食べてしまうのです!私が食べる前に大蒜がなくなってしまい、また、追加で注文しないといけなくなってしまうのです。(まあ、韓国ではニンニクは、無料ですから、いくらでも注文できますけど。)
 でも、これをまた、大事に焼いていると、ドンドン、箸がのびてきて、私のニンニクを奪っていくのです!そのため、あまり食べたくもない火が完全に通っていないニンニクを食べないといけなくなってしまうのです。どうすれば、安心して、のんびりと、美味しいニンニクを食べられるのでしょうか?誰か、良いアイディアを教えてください!
韓国、バイク、オートバイ、配達、マクドナルド
◎韓国のマクドナルド(2009年3月13日)
 韓国のマクドナルドは、日本と違って、配達してくれるようです。どこの店でもやっているサービスではないようですが、配達してくれる店舗は、結構、多いようです。配達する人は、配達専用の制服を着て、配達専用のバイクで配達してくれます。ピザ屋さんの配達と同じことです。
 日本でも、時々、休日の御昼にマクドナルドを利用することがありますが、家でのんびり食べたいのに、わざわざ店まで出向いて、買って帰って来ないといけないので、結構、面倒です。日本でも、こんなサービスを導入してくれると助かるのですが。まあ、それで金額が上がるのだったら、利用しないですけどね。

◎韓国の黒い日(2009年3月13日)
 韓国には、Black Dayという日があります。それは、4月14日のことです。これは、2月14日のバレンタインデー、3月14日のホワイトデーに続く行事の日なのです。
 4月14日には、2月14日のバレンタインデーと3月14日のホワイトデーにキャンディーやチョコレートをもらえなかった男女が、黒い服装をして、チャジャンミョン(ジャージャー麺)を食べるのです。
 韓国では、1年中、いつでも食べられているチャジャンミョンですが、1年に1日だけ、4月14日に食べると、彼女(彼氏)がいない寂しい人だと認定されてしまいます。
 ただ、最近では、インターネットを通じて、何人かが集まって、一緒にチャジャンミョンを食べるパーティー(合コン?)が開催されていたりして、この集まりの中で、カップルが生まれたりしているようです。安くて美味しいチャジャンミョンですが、4月14日だけは、食べないようにしたいと思います。

◎韓国にはバイクがない!?(2009年3月13日)
 「韓国にはバイクがない」、というのは大袈裟すぎですね。これは、明らかな嘘です。しかし、台湾、中国、タイ、ベトナムなど、アジア一体では、車よりもバイクの方が多いと思うのですが、韓国では街中であまりバイクを見ないのです。「他のアジアの国と比べて、バイクがない」のは事実だと思います。
 もちろん、韓国でも出前の配達や、バイク便、郵便など、いろいろな用途にバイクが利用されていますが、個人でバイクに乗っている人は、それほど多くないようです。友人達に聞いても、ソウルではバイクを買っても冬は寒くて乗れない、とか、バイクも高いので、どうせ高いなら車の方が便利、と言って、バイクに乗る人は変人扱いでした。
 ソウルに限らず、地方に行っても、あまりバイクを見ないのは不思議な気がします。(まあ、私はバイクに乗ったことがありませんが)ソウル市内なら地下鉄も発達しているので、交通は便利ですが、地方では移動が不便なはずなのに、バイクを使わないようです。韓国の人は、アメリカ人以上に車好きなのかもしれません。

◎韓国のカーナビゲーションシステム(2009年2月26日)
 韓国のカーナビは、非常に便利です。私はカーナビを持っていないのですが、友人の車などに乗ってカーナビを見ていると、日本と韓国のカーナビで大きく違う点を発見しました。もちろん政策や法律の違いがあるのかもしれませんが、韓国の方が便利だと思ったことを書いてみます。
 韓国のカーナビでは、道路の制限速度が表示されます。韓国の高速道路は(日本でも一部はそうですが)、制限速度が一定でなく、80kmだったり、90kmだったり、100kmだったりといろいろです。さっきまで100kmだったはずなのに、気がつくと80kmになっていたりして、ドキッとします。
 何故、ドキッとするかと言えば、韓国は高速道路に限らず、市内の道路にも、いたるところにカメラが設置されていて、速度違反の取り締まりが非常に厳しいのです。現在は、高速道路の2地点間の通過時間を計測し、平均速度が違反していないかを測定する装置が設置されるなど、非常に厳しく取り締まられており、あまり制限速度を上回って走り続けることはできません。
 そして、韓国のカーナビでは、一般道も含めて、走行中の道路の制限速度を表示してくれるので便利なのです。さらに、カメラの位置も表示されていて、制限速度を超えていると、カーナビが警告音を発し、警告表示をしてくれるのです。こんな便利な機能、日本のカーナビでは見たことがありません。
 さらに、新しく設置されたカメラなど、自分でカーナビに入力することもできるのです。もちろん、インターネットにつないで、最新情報をダウンロードすることも可能です。このような便利な機能があるので、韓国ではカーナビは運転する際には絶対に必要な機器になっています。
 日本では、カメラの位置も制限速度も教えてくれないカーナビが一般的ですが、こんな情報は入れようと思えば、簡単に入れられると思います。きっと警察などが、そのような情報を表示しないように圧力をかけているのでしょう。カメラの数も大きく違うとは思いますが、韓国が行っている速度を守らせるための方法は、「速度制限」という点に関しては、成功していると言えるのではないでしょうか。まあ、市内のいたるところにカメラがある、監視された社会というのは、嫌ですけどね。

◎財布を届けてくれる便利なシステム(2008年11月17日)
 以前、何かのテレビ番組で紹介していましたが、韓国では財布を拾ったら、警察に届けないのだそうです。こう言うと、韓国の人は皆、悪い人で、財布をネコババするように思うかもしれませんが、普通は、町の中にある郵便ポストに入れるのだそうです。いわゆる葉書を投函するポストですね。そうすると、郵便屋さんが財布を家まで届けてくれるのだそうです。
 何故、そんなことができるのかと言うと、通常、財布には身分証明書が入っているため、その身分証明書をもとに郵便やさんが配達をしてくれるのだそうです。非常にありがたいシステムですね。私の友人に聞いたところ、やはり、財布を拾ったら、中身を確認して現金だけいただいて、後は郵便ポストに入れるのだそうです。また、実際に財布を落とした時、現金がなくなっていたものの、ポイントカードなどは入ったまま、返ってきたそうです。
 警察に届けると、書類を作らされたり、あるいは疑われたり、時間がかかって面倒ですが、郵便ポストに入れるので良ければ、簡単ですから誰でもやってくれそうですよね。こんな良いシステムは日本にも取り入れて欲しいところですが、無理でしょうね。

◎韓国のインターネット事情(2008年11月17日)
 韓国は、インターネットが進んだ国です。聞いた話では、以前、韓国にIMF危機があった時、これからはインターネットの時代だ、ということで、国がいろいろな政策を実施し、インターネット環境を整えたおかげなのだそうです。
 ホテルの部屋などでインターネットが使えるのは当たり前ですが、韓国では、サービスエリアで無料でインターネットが使えます。各サービスエリアには案内所があり、そこにいろいろな案内をしてくれる女性がいて、またPCが置いてあって、自由に利用できるようになっています。カラープリンターも接続してあり、これから行く観光地の情報を調べたり、印刷したりすることができます。印刷しても無料というのは、非常にありがたいことです。
 このサービスエリアの案内所は無線LANを利用していることが多く、駐車場に止めた車やレストランの中にノートパソコンを持ち込むと、無線を使ってインターネットができたりします。また、無線でない場合でも、案内所にノートパソコンを持ち込んで、「LANケーブルを接続させてくれ」とお願いすると、まあ、少しの間はOKしてくれます。
 ロッテマートやホームプラスなどの大型スーパーマーケットの店内でも無線LANが使えたりします。スーパーマーケットの中にあるコーヒーショップでコーヒーを飲みながらインターネットが使えました。また、これらの駐車場でも無線LANが入ったりします。
 と、このように韓国では、ノートパソコンに無線LANが組み込まれていれば、非常に便利です。もちろん空港などでは、有料の無線LANサービスが入っていますので、自由には使えませんが、街中では、自由に使えることが多いです。日本もこうなってくれると便利なんですけどね。

◎韓国の人は記念日が好き!(2008年11月17日)
 韓国の人は、記念日が大好きです。先日、11月11日は、ポッキーの日(ペペロデー)でした。私も会社の人から、ポッキーをプレゼントされました。食べたら、非常に不味かったので、「これは美味しくない!」と言ったら、「ペペロデーのポッキーは食べるものではない」と言われました。食べ物ではないポッキーをプレゼントしないで欲しいです。
 このような国全体で盛り上がっている(若い人たちだけ?)イベントには、バレンタインデーやホワイトデー、ブラックデー、イエローデー、ローズデーなどの毎月14日記念日などもあります。このように韓国の人達は記念日が大好きなのですが、最も重要なイベントは、彼女(彼氏)ができた後です。
 彼女(彼氏)ができて最初のイベントは、「100日記念」だそうです。100日付き合ったら、記念にプレゼントを交換するのだそうです。私の部下も、ある時、仕事で田舎の町まで行っていて遅くなったので、報告を受けた後、「今日は、その近くに泊まったら?」と提案したのですが、『今日は、どうしても帰らないといけないので、ソウルに戻ります!』と言っていました。彼女ができたと聞いてから3ヶ月くらいの頃だったので、「100日記念日か?」と聞いたら、『そうです!』と言っていました。ソウルに到着するのは夜、10時過ぎになると思いますが、とにかく戻ることが重要だったようです。
 早い人達は、「50日記念日」から始めるそうです。その後は、200日とか、1年とか、2人で記念日を決めて、楽しむのだそうです。このため、韓国で市販されている携帯電話では、記念日(Special Day)を入力する機能が付いていて、日付を入れると、自動的に「100日は、○月○日です」、「今日は、○○日目です」と表示をしてくれます。携帯電話に100日記念日が表示できるのですから、韓国の人達には浸透している行事なのでしょう。
 先の部下も、200日とかはやらない、なんて言っていましたが、100日記念に戻ったおかげか、無事に、その彼女と結婚することができました。今後は、結婚100日記念とか、あるんですかね?韓国の男性は、大変ですね。

◎韓国人のトイレの習慣(2008年11月16日)
 10年ほど前、初めて韓国に行く時、事前にインターネットで韓国について調べたところ、『韓国では、トイレで「使用後の紙」を便器に流さないのが一般的です。なんと、紙はトイレの片隅にあるゴミ箱に丸めて捨てるのです。』と書いてありました。しかも、『韓国は水圧が弱いため、流すと詰まってしまうからだそうです。』などと、書かれていたので、ものすごく、不安になってしまいました。
 初めての韓国は、いわゆる高級なホテルに泊まりました。もちろん部屋の便所も、ロビー階の便所も綺麗で、日本と変わらない雰囲気でした。便所に紙を流しても詰まることがなく、心配した自分がアホだったのかと思いました。
 その次に泊まったのは、高級ではないホテルでした。日本のビジネスホテルのような感じです。しかし、そこでも便所に紙を流していましたが、全く問題ありませんでした。きっと、韓国の古い習慣で、オリンピックも開催され、国際的な国となった今は関係ないのだろうと思いました。
 そんなある日、夕御飯を食べていた時、大変なことに出会ってしまいました。御飯は焼肉屋さんで食べていたのですが、いわゆる雑居ビルの1階にあるお店でした。そこのトイレは店の外、ビルの共同で階段の踊り場にあったのです。そのトイレに入ったら、何と、ものすごく臭いのです。で、中を見ると、個室にゴミ箱があり、そこに、ウンチのついた紙がこんもりと盛られていたのです。今でも、現存する習慣だったのです。
 ただ、古い習慣か、古い人(お年を召した方)の習慣なのだと思います。あるいは、本当に水の便が悪い田舎でのルールなのかもしれません。私が付き合っている人達は、ソウルに住んでいますし、若い(30代より下)からか、あるいは、日本での滞在経験があるからなのか、このような習慣はしていないようです。しかし今でも、雑居ビルの共同トイレや、高速道路のサービスエリアなどでは、こういう紙が盛られていることがあります。このような習慣は、衛生上、無くなった方が良いですね。

◎韓国の結婚式、その2(2008年11月16日)
 韓国で教会ではない結婚式に出席しました。いわゆる結婚式場での結婚式です。今回は、地方だったので、ソウルから車で3時間かけて行ってきました。
 結婚式場は、日本でも一般的にあるような感じの結婚式場でした。かなりのお客さんがいて驚いたのですが、同時進行で4組くらいを行っていたので、お客がごちゃごちゃになって多かったようです。建物は2階建でしたが、1階では、別の結婚式を行っていました。日本の結婚式場のチャペルのような作りの場所で、ドアも仕切りもなく、丸見えの状態でした。前の方に新郎、新婦がいて、司会みたいな人が何か言っていて、後には長椅子が左右に15~20列くらい配置されていて、親戚、友人など招待客が適当に座っている、という感じでした。
 2階に上がると、2階も沢山の人でごった返していました。ここも会場が2つあり、1つは、そろそろ始まる頃でした。友人は、新婦と一緒に控え室みたいなところで、友人達に写真を撮られていました。挨拶をして、受付で御祝儀を渡すと、チケットを渡されました。このチケットは、食事会場に入る時に使うか、食事をしないで帰る人はお土産(引き出物)を貰う時に使うのだそうです。
 結婚式は、「これから始まります」も「みなさん、席についてください」などの案内もなく、時間が来て、淡々と始まりました。新郎が前の方で待っていると、新婦がお父さんと一緒に赤い絨毯を歩いて行って、新郎と一緒になる。その後、新郎が両親に跪いて礼、新婦の両親に跪いて礼、その後、ありがたいお話をいただいて、新郎友人の祝辞、新婦友人の祝辞、と言う形で30分くらいで終わりました。
 その後、別の建物の食堂に移動して、やはりビュッフェスタイルの食事をしました。食堂内には冷蔵庫があり、自由に飲み物を飲んで良いとのことでした。ここは教会ではないので、ジュースだけでなく、ビールも焼酎もあって、大満足でした。

韓国、結婚式、結婚式場

           結婚式場 

◎町の美化作戦?(2008年11月13日)
 韓国の夜というと、日本よりもきついネオン街が頭に浮かぶのではないでしょうか。いかにもアジアといった感じのネオンです。ところが、最近は市によっては、これらを規制する動きがあるようです。
 写真はソウル市ではありませんが、以前の町並みと全く変わっていて、驚きました。半年振りくらいだったのですが、以前は派手だった看板が、みんな壁に埋め込まれる形に変更され、見た目はおとなしくなっていました。古いビルが多いから、看板が落下する危険があったせいかもしれませんが、他のビルも変更されていたので、行政の指導によるものだと思います。
 やっぱり韓国には、どぎついネオンが合うと思うのですが、いかがでしょうか。

韓国、ビル、ネオン、看板
 規制前のビル
(看板がゴテゴテしている)
 規制後のビル
(看板を取り外した跡が見える)

◎高速道路(2008年11月12日)
 韓国は、公共交通機関への優遇政策が進んでいます。地下鉄、バスやタクシーの料金が安いのも国の政策だと聞いています。今は、以前よりも値段が高くなりましたが、地下鉄の初乗り料金は900Won(約90円)、タクシーは1,700Won(約170円)です。(バスは乗ったことがないので、分かりません。)
 またソウル市は、今の大統領である李明博がソウル市長だった時、バスは道路の一番内側を走るように決め、交通整理を図りました。大通りは、ほとんどが、改修されています。ソウル市内が大渋滞でも、バス専用レーンはバスだけが通りますので、ものすごいスピードでバスが突っ走っていきます。バスなら、時間通りに移動できる、という訳です。
 高速道路も、同じような政策がとられています。写真のように一番内側は、青い線が引かれ、バス専用レーンになっています。夕方、ソウル市内に向かう高速道路は大渋滞ですが、バスレーンは、それほど渋滞せず、バスだけがすごいスピードで通り抜けていきます。時々、ワゴン車が走っていきますが、一応、5~6人が乗っている乗用車も通行して良いということになっているようです。
 もともとの道路幅が日本よりも広く作られているからできる政策ではありますが、車社会を考えた政策というのは素晴らしいと思います。お蔭で、普通の車に乗っている我々は渋滞に巻き込まれてしまいますけどね。

韓国、車、バス、高速道路

◎訓練(2008年11月12日)
 韓国には、今も徴兵制があることは有名ですが、町中でも軍事訓練が行われていることは知らないのではないでしょうか。今までもソウル市内で大渋滞していて、車が全く動かないことがありました。普通は渋滞していても、少しは動くものですが、車がピタリと止まって、全然、進まないので、「何故?」と韓国の人に聞くと、「訓練かもしれないですね。」と言われたことがありました。
 訓練というものを実際に見たのは、仕事で大田に居た時のことです。普通の平日の真昼間、サイレンが鳴ったかと思うと、変な旗を持った小父さんが道路の真ん中に立ちはだかって、車を停めたのです。脇を通り抜けていったバイクには、笛を吹いて、止めようとしていました。
 韓国の人に聞いたところ、通常、10分か15分くらいらしいのですが、車やバイクは止まらないといけないのだそうです。歩いている人は、問題ないようでした。ただ、全ての道路ではなく、大通りだけらしいので、この旗を持った小父さんを見つけて、横道に逃げていく車が沢山、いました。ただ、結局は大通りにでるので、同じことらしいですが。
 車を止めることに何の意味があるかは分かりませんが、今も、普通に軍事訓練が日常に入り込んでいる、ということに韓国と日本の違いを大きく感じました。



◎ポッキーの日(2008年11月11日)
 韓国では、11月11日は「ポッキーの日」なのだそうです。正確には、「ペペロ・デー(빼빼로 데이/Pepero Day)」なので、「ペペロの日」なんですけど。
 「ペペロ」とは、韓国のロッテ製菓が1983年に発売したチョコレート菓子です。「ペペ」とは、韓国語で“やせっぽっち”や“ガリガリ”の意味だそうです。味や箱のデザインは、日本の江崎グリコの「ポッキー」に似ています。韓国版ポッキーと言ったところですが、真似しすぎでしょうか。(韓国には、日本の商品に似たものが沢山あります。数え上げたら、キリがありません。)
 1983年に発売した当初は、棒状のビスケットにチョコレートがコーティングしてある普通のペペロだけでしたが、翌1984年にはアーモンドペペロを発売し、1994年から1997年までにかけて数種類のペペロを発売してきました。
 ペペロの日とは、このペペロを、老若男女関係なく、友情、愛情、感謝の気持ちを込め、プレゼントし合う日だそうです。この日の前には、コンビニなどペペロを売っているお店には、ビックサイズのペペロ、人形つきのペペロなど、さまざまなペペロがあふれかえり、とても賑やかになります。恋人同士でなくても良いということで、町中みんなで、このイベントを楽しんでいる感じです。
 もともとは1994年に、釜山に住むある女子高生が友達同士で、1の数字が4つ並ぶ11月11日に、「背が高くて、スラーッとした美人になろう!」と「ペペロ」を贈り合ったのが始まりだそうです。この説が真実なのか、この話も含めてロッテ製菓の販売戦略なのかは分かりませんが、今では知らない人はいないほどメジャーなイベントになっています。
 私も、たまたま、この日に韓国にいましたら、写真のようなペペロをもらいました。早速、食べてみましたが、これはパサパサして美味しくありませんでした。美味しくなくても良いんでしょうか。



◎碧蹄カルビ(벽제갈비:ピョクチェ・カルビ)(2008年10月20日)
 先日、碧蹄カルビ(ピョクチェ・カルビ)というお店で、焼肉を食べてきました。韓国のソウル市松坡區(ソンパグ)芳荑洞(パンイドン)というところにあるお店です。地下鉄の芳荑駅を出て、すぐのところにあるお店です。この店の近くには何度も行っていたのですが、お店に入るのは、初めてのことでした。
 この店に入ってみると、驚きの連続でした。たまたま通された部屋には、韓国の著名人らしい人達の写真やサインが壁一面にかざってあり、かなりの有名店であることが分かりました。写真やサインの中には、日本の有名人(スポーツ選手、タレント、テレビ局の司会者など)もたくさん、ありました。全く知りませんでしたが、日本でも有名な店なようです。
 次にメニューを見て、値段の高さに驚きです!とにかく、高い!もちろん、韓国でも牛肉の焼肉は高いです。でも、その通常の焼肉の値段よりも、はるかに高いのです。超高級店です。何しろ、一緒に行った韓国の友人が、「子供の頃から何度も、この近くを通って、いつも見るだけだった!今日、この店で食事をするなんて、最高に嬉しい!!」と言っていましたので、韓国の人も気軽に行けるお店ではないのでしょう。
 ユッケ、特上ロース、生カルビ、サルチサル(ヒレとカルビの境にある部位)、アンチャンサル(横隔膜、日本ではハラミと呼んでいる)などを食べましたが、どれも美味しかったです。このお店では、京畿道の抱川(ポチョン)にある直営牧場で生産されたブランド肉、白雲韓牛雪花肉(ベクウンハンウソルファ肉)のみを提供しているのだそうです。等級はA+以上だそうです。ブランドなどは分かりませんが、美味しいことだけは分かりました。美味しいお肉って、幸せになりますね!

   
 お店の外観  ユッケ ロース 

◎韓国の結婚式(2008年10月20日)
 韓国で知人が結婚したので、韓国で初めて結婚式に出席しました。知人は、女性でキリスト教徒でしたので、結婚式は教会で行われました。私は仏教徒で、教会に入ること自体が初めてのことでした。
 韓国では、キリスト教徒は全人口の30%くらいらしいのですが、町中のいたるところに教会があります。車で走っていると、そこかしこに教会の建物が見えるので、驚きます。中には、ふつうのビルやホテルにしか見えない建物に十字架がついているので、教会なのか?と驚くことがあります。
 結婚式は、そんなビルの教会で行われました。結婚する女性が、いつも行っている教会らしいのですが、7階建くらいのビルでした。ソウル市内の比較的、通りが激しい通り沿いにあり、地下が駐車場になっていました。1階には結婚式の案内が書かれてあり、受付が4階、控室が3階とのことでした。教会にエレベーター、というのも不思議な感じですが、まあ、ビルですから仕方ありません。まず、3階に行って、新婦の控え室に挨拶に行きました。待合室になっていたのは、保育園の1室のような部屋でした。壁には子供たちが描いたお父さんかお母さんの絵が飾ってありました。普段は、保育所も兼ねているとのことで、その一部の部屋を控室にしたようです。
 その後、4階に上がり、受付で御祝儀を渡すと、食事券をもらいました。日本のように食事をしながらの結婚式ではなく、食事と式は完全に別ということだそうです。しばらくして4階で結婚式が始まりました。4階は、映画でよく見るような教会になっていました。長椅子がたくさんあって、横の壁にはステンドグラス、前の方に段があって、神父さん(神父か牧師か、分かりません。)が立って、新郎、新婦の紹介をはじめました。(韓国語なので、全く分かりませんが。)神父さんの横には新郎が立っていて、一番後ろから、お父さんと一緒に新婦の入場です。新郎、新婦に神父さんが、ありがたいお言葉をかけているようでした。
 その後、神父は、皆に長々と説教を始めました。40分以上、話していました。韓国人に聞いたら、普通は、こんなに長くないそうです。その後、新郎の友人が祝辞を述べ、歌を歌い、新婦の友人が祝辞を述べ、歌を歌い、終了となりました。結局、1時間くらいで終了となり、日本と比べると、非常にあっさりとした感じでした。
 その後、地下2階の食堂に行って、食事をしました。ビュッフェスタイルでしたが、ごく普通の食事で、特に華やかな料理はありませんでした。お酒もなく、ジュースと御飯が食べ放題ということでした。盛り上がりもなく、不思議な感じでした。同席していた人に聞いたら、神父の話が長すぎたけど、ごく一般的なやり方だそうです。大分、日本と違うんですね。

◎仁川空港(2008年7月25日)
 2008年7月から、JALで成田空港から仁川空港に移動したら、サテライトに降りることになったようです。サテライトもかなり大きいと思います。旅客ターミナルに行くには、かなり歩かされます。「スターライン」という新交通システムで、旅客ターミナルに移動するのですが、地下にあるらしく、エスカレーターをかなり下った先が乗り場になっています。
 しかも、「スターライン」は、成田空港の第二ターミナルにあるモノレールなどよりもはるかに長い距離を走ります。仁川空港が、かなり大きいということが分かります。ただ、サテライトは使いたくないな~、と思います。遠いですよ。面倒ですし。

◎物価が上がってきた(2008年7月21日)
 ここのところ、毎月、1回は韓国に来ていたのですが、2008年6月に来た時と比べ、たった1ヶ月しか経っていないのに、急激に、韓国の物価が上がったことを実感しました。これは、レートの問題などではありません。ここ1~2年くらい、日本も物価が上がってきて、生活が苦しいなとは感じていましたが、韓国に出張に来て韓国の物価が上がっていることは、あまり実感していませんでした。
 ところが、2008年6月と7月のたった1ヶ月の間に、韓国での食事代が急激に上がったのです。韓国で昼食を食べる場合、だいたい5,000Wonで食事ができます。定食でも、チゲでも、だいたい5,000Wonでした。もちろん、店によっては6,000~6,500Wonくらいの店もありましたが、普通は、ソウルでも5,000Wonあればお昼御飯を食べることができました。
 ところが、普通は3,500Won~4,000Wonだったジャージャー麺が5,000Wonに値上がりし、今まで5,000Wonくらいだった食事が6,000~6,500Wonに値上がりしました。もう、どこに行っても、5,000Wonでお昼御飯を食べることができなくなってしまいました。
 夜、食べに行くお店も、軒並み、値上がりしていました。昼も夜も、全ての食事代が値上がりしていました。毎日のことですから、これはかなり痛いです。韓国は食事代が安いというイメージがありましたが、とうとう、韓国も日本と同じくらいの食事代がかかるようになってしまいました。

◎サービスエリアで無料飯!(2008年3月10日)
 韓国の高速道路のサービスエリアですごい発見をしました。何と、ただでお昼御飯が食べられるのです!全てのサービスエリアではないと思いますが、たまたま寄ったところでは、タダ飯が食べられるシステムがありました。
 ある日、昼時に、韓国人の知人と一緒にサービスエリアに入り、お昼御飯にしました。私は、ユッケジャンを、友人はチャンポンを頼みました。ユッケジャンには、普通、ご飯がついてきます。また、サービスエリアでは、海苔は食べ放題です。どこでも、ご飯ものを頼んだら、海苔は御代わり自由です。
 そして、この時、寄ったサービスエリアでは、御代わりコーナーがあり、ご飯、キムチ、海苔などを自由に持って行って良いように準備されていました。我々も、ご飯をお代わりしようと思い、自分のご飯茶碗(韓国では金属製ですが)を持って、このコーナーに行き、ご飯、キムチ、海苔をお代わりしました。
 しかし、この時、気がついたのですが、ここには、箸もキムチを入れるためのお皿もおいてありました。つまり、ここなら、何も料理を頼まなくても、ご飯とキムチと海苔を食べられるのです。無料でご飯が食べられるのです!
 日本にもない、すごい場所を発見しました。ただ、どこのサービスエリアかは覚えていませんので、一人で行くことはできません。まあ、国際免許を持っていませんので、韓国で車を運転することはありませんが。

◎韓国の薬(2008年1月19日)
 韓国で風邪をひいてしまいました。韓国に来る前にひいていたのか、こちらでひいたのかは定かではないですが、兎に角、体がだるく、咳がでるようになってしまいました。そこで、韓国人の知人の勧めで、風邪薬を買いに行きました。
 看板に「薬」と書いてあるので、町にたくさん薬屋さんがあることは知っていましたが、一度も入ったことはありませんでした。韓国人の知人と一緒に薬屋さんに入ると、日本の薬屋さんとは違う雰囲気でした。日本のように、自分で好きな薬を選ぶことができないのです。店員さんに症状を説明して、店員さんが薬を選んでくれるのです。これでは、一人で来て、買うことはできません。
 知人に症状を説明してもらい、店員さんが選んでくれたのは2種類の薬でした。咳用と痰用で2種類の薬だそうです。カプセルと錠剤でしたが、2種類とも10個入りの箱でした。韓国では日本のように総合感冒薬が主流ではなく、風邪の症状別に薬が細かく分かれていて、しかも1箱の量が少ないようです。1回2錠を飲むように言われたので、5回分です。2日分もありません。2日で治るのでしょうか?金額は、日本で風邪薬を買うよりも、はるかに安いです。それぞれ2,000Won(約200円)と2,500Won(約250円)です。
 早速、食後に飲もうと思って、薬を箱から出してみたら、でかい!日本の薬よりもはるかに大きいんです。日本の薬の2倍~3倍以上あるのではないでしょうか。(下の写真です。左端は、日本の薬です。)これを4つも飲まなくてはなりません。これは、結構、きつかったです。結局、毎晩、ニンニクをたっぷり食べたせいか、薬のお蔭か分かりませんが、幸い、この薬をもう一度、買わずに日本に戻れました。



◎韓国のタクシー事情(2007年6月15日)
 韓国のタクシーには、3種類があります。それは、模範タクシー、個人タクシー、タクシー会社のタクシーです。そして、これらは、簡単に区別することができます。
 会社のタクシーは、車のボディに様々な広告がペイントされていたりして、見た目が派手な車が多いです。中には、黒い車などもありますが、車の上の行灯に赤、オレンジ、青など、色が付いていて、「TAXI」と書いてあります。このタクシーが一番、多く街中を走っているのですが、比較的、運転が荒いので、ちょっと危ない気がします。

一般的なタクシーです Hi! Seoulと書かれています
   
 白い行灯ですが、個人タクシーではありません こんな行灯です
白い行灯ですが、会社のタクシーです これが普通のタクシーです

 次に、個人タクシーですが、これは、行灯が白色です。そして、「個人(개인)」と書かれています。会社のタクシーで何年間か無事故だと、個人タクシーになれるのだそうです。ですから、どうせなら、行灯が白いタクシーを探すと良いでしょう。一般の会社のタクシーよりは、比較的、安全な運転だと思います。ただし、ソウル市内では白い提灯に「Hi! Seoul!」と書かれた会社のタクシーがあるので、気をつけないといけません。

「個人」と書かれています 色つきの行灯もあるようです   

 この個人タクシーで、さらに何年間か無事故の人は、最終形態(?)になれるのだそうです。この最終形態とは、「鳥」か「模範タクシー」なのだそうです。「鳥」とは、下の写真のように行灯が、青い鳥のような形をしています。しかも、鳥の下には「Best Driver」と書いてあります。運転も安全で、事故を起こしていない運転手の証明です。値段は、一般のタクシーと同じですから、街中でタクシーを拾う場合は、「鳥タクシー」を探すのが一番、良いでしょう。

あの行灯の形が、通称、「鳥」です
 
 「鳥」を拡大すると、このようになっています

 模範タクシーとは、黒い車で、行灯は黄色です。日本で言うハイヤーみたいな感じです。運転手も手袋をしていて、物腰も丁寧、ドアの開け閉め、荷物の積み下ろしも手伝ってくれて、非常に便利なタクシーだそうです。まさに、タクシーの中の「模範」になるものです。しかし、値段が高いのです。私は乗ったことがないので、正確なところは分からないのですが、だいたい、一般のタクシーの2倍くらいの料金のようです。一般のタクシーは初乗り料金が1,900Wonですが、模範タクシーは4,000Wonくらいするようです。また、金額の上がり方が激しいようです。お金に余裕がある方は、是非、安全な模範タクシーに乗ってみてください。

 
 これがソウル市の模範タクシーです。ボディに「ソウル個人」と書いてあります。
 
 後ろに「個人」と書いてあります。 
 
 これが行灯です。「模範」と「個人」と書いてあります。

◎済州島名物(2007年4月10日)
 3月末、済州島に行きました。韓国人の友人が、済州島の名物は5つある、と言って教えてくれたのが、魚、女、石、豚、風の5つでした。済州島は、島ですから、魚介類は豊富に獲れます。また、済州島では、海女さんが非常に良く働くので、「済州島の女性は働き者だ」と有名なのだそうです。
 石というのは、済州島は火山の島ですから、火山岩がゴロゴロしています。この石が有名だということです。豚というのは、済州島で飼われている黒豚が、美味しいことで有名なのだそうです。韓国では、「トン・テジ」と言うのだそうです。ちなみに、「トン」とは、日本人が考える「豚」ではなく、「うんこ」のことだそうです。「テジ」が、「豚」の意味です。この「うんこ・ぶた」には、餌として人糞を与えているのだそうです。その結果、非常に美味しい豚になるのだそうです。
 さて、最後の「風」ですが、これは本当にすごかったです。夜の便で済州島に到着し、車で南の方まで移動しました。ペンションを借りて1泊したのですが、車を降りたら、吹き飛ばされそうなほどの風でした。まるで台風が来ているかのようです。風が轟々と音を立てて、吹きまくっていました。こういうのって楽しいもので、近くで食事をしてから、大風の中を吹き飛ばされそうになりながら歩いて帰ったのですが、その後が大変でした。
 部屋の中でも、外で風が吹いている音が聞こえます。また、ペンションの窓がガンガンたたかれて、ガタガタと音がします。しかし、風ですから、どうしようもありません。まあ、最後には疲れて寝てしまったのですが、ベッドに入ってからも1時間くらいは寝ることができませんでした。翌日の昼間は、これほどの風は吹きませんでしたので、たまたま、強い風の日だったのかもしれませんが、台風並みの強風を体験し、これが済州島だと実感させられました。

◎韓国地下鉄事情4(2007年2月11日)
 韓国の地下鉄に乗っていると、いろいろと驚くことがあります。まず、車内で品物を売る人たちがいるのです。いわゆるキャリーバッグに商品を詰め込んで、駅から乗り込み、地下鉄が動きだすと、大きな声で商品説明をして(多分、金額も言っているのでしょう。私には分かりませんが)、車両に乗っている人に、直接、商品を持って行って、「買え、買え!」って言っています(たぶん、です。)
 歯ブラシのセットや、造花、CD、タオルなど、いろいろなものを売っています。値段は1,000Won~5,000Wonくらいのようです。見ていると、全く売れない時もあるし、時々、買ってくれる人もいました。座っている人には、商品を差し出して、「どう??」と強引に聞いてきますが、あまり売れそうにはありません。見ていても、あまり効率的な商売ではないように思いました。そして、1駅か、2駅で、地下鉄を降りていきます。
 韓国の知人に聞くと、現在、このような商売は、違法なのだそうです。そのため、あまり長居をしないで、移動するのだそうです。警察や鉄道会社の人につかまったら、罰金を払うことになるのだそうです。そこで、いろいろな駅で地下鉄を乗り継ぎ、商売をしている現場を押さえられないようにしているのだそうです。
 そういえば韓国では、道路でも同じような商売をしています。交差点で信号待ちをしていると、いろいろなものを売りに来たりするところがあります。インドでは、どこでもありましたが、韓国でもあるとは驚きでした。
 ここで買った商品は、品物に連絡先が書かれていて、交換や返品(払い戻し)が出来るのだそうです。確かに、売りっぱなしでは、誰も買いませんからね。

◎オモナ!(2007年2月10日)
 「オモナ」とは、韓国語で女性が驚いたときに発する感嘆詞で、日本語の「あら!」とか「あら、まあ!」などに当たるそうです。「あら」に「あらまぁ」、「あらあら」、「あらー」など様々なバリエーションがあるように、「オモナ」のもとは「オモ」で、さらに「オモオモ」、「オモ、オモオモ」などのバリエーションがあるようです。
 一般的に「オモナ」は「オモ」よりももっと驚いたときに発するようです。ただし、これらの言葉は女性しか使わない言葉なので、男性は使わないのだそうです。
 この「オモナ」を何故、私が知っているかと言うと、歌の影響です。2004年にチャン・ユンジョン(張允貞、장윤정)という元アイドルが、「オモナ」という曲(日本の演歌のような曲で、トロットと言うそうです。)をアレンジして歌ったところ、大ヒットしたのだそうです。2005年頃は、いろいろな所でこの曲がかかっていて、自然にフレーズを覚えてしまったのです。
 しかし、日本に戻ると忘れてしまい、また韓国に出張に来ると、この曲を聴いて、ということが繰り返し起きたので、ある時、韓国の友人にCDを買ってもらいました。そのおかげで、今では日本でも聴くことができるのですが、この曲以外は覚えませんね。結構、ノリが良くて、覚えやすいので、韓国で歌うと盛り上がりますよ!

◎韓国のコンビニ事情(2006年10月15日)
 ソウル市内に限らず、韓国内にはコンビニエンスストアがたくさんあるので、日本と同様、便利です。韓国ではコンビニエンスストアは、「便宜店(ビョンイジョン)」と呼ばれています。セブンイレブン、ファミリーマートなどのほか、GS25など、韓国系のコンビニエンスストアも沢山、あります。
 お弁当やおにぎりなども売っているので、朝ごはんや夜食なども気軽に買うことができます。店内でコーヒーを飲んだり、食事ができる店もあります。おにぎりは、1個、700Wonくらいですから、日本よりも安いです。お酒も売っていますので、お土産を買い忘れた時は、コンビニで買って帰ると便利です。

◎韓国は映画が早い(2006年4月30日)
 韓国は、日本よりも外国の映画の上映が早いそうです。例えば、2006年2月にソウルにいた際、テレビで映画「トム・ヤム・クン」の宣伝をしていました。ただ、当時は韓国語は全然、聞き取れなかったので、タイの映画の「マッハ」のことだと思っていました。日本で「マッハ」というタイトルで上映した映画が、韓国で「トム・ヤム・クン」というタイトルになっているのかと思っていました。
 しかし、日本に戻って、しばらくしてからテレビでまさに「トム・ヤム・クン」のCMをしていたので驚きました。確か、4月中旬以降だったと思います。韓国の方が2ヶ月以上も早いようです。
 そこでソウルに住んでいる知人に聞いたら、やはり、ほとんど全ての外国映画が、日本よりもはるかに早く韓国で上映されるそうです。韓国で上映が終わった頃、日本で上映が開始されることも多々、あるそうです。
 韓国では、映画のDVDの発売も早いそうです。ですから、日本で映画が上映される前に韓国でDVDを手に入れることもできるかもしれません。ただ、DVDにはリージョンコード(region codes)というのがあって、DVDのコードを見ることができるPlayerが必要です。日本で売られているPlayer、DVDは2ですが、韓国は3です。ですから、DVDを買って、日本で見る場合には、リージョンコードが2も適用になっているDVDを探さないといけないですね。

◎日本のCDが安い(2006年4月20日)
 韓国で、日本のCDやDVDを安く買うことができます。日本で売られている日本のアーティストや、韓国のアーティストのCDやDVDなどが、韓国内でも売られています。どこでも売られている訳ではないかもしれませんが、大きいCDショップには売られていると思います。
 ソウル市内であれば、地下鉄2号線の江辺(강변:カンビョン)駅(214番)に隣接した「テクノマート(테크노마트)」に行けば、かなりの種類のCDやDVDが買えると思います。このテクノマートというビルは、電化製品、様々な部品など、ありとあらゆるものが買えるので、ソウルの秋葉原といった感じのところです。
 ちなみに、このテクノマートは地下2階、地上10階建で、10階は映画館とゲームセンター、9階にはカフェや食堂、8階と7階はパソコンとパソコン関連商品、6階は携帯電話、5階と4階は輸入家電、3階と2階は韓国製家電、1階は衣類、スポーツ用品、雑貨やアクセサリー、地下1階は衣類、雑貨と食堂、地下2階はロッテマート(スーパーマーケット)です。
 漢江に面しているので、9階の外に出れば眺めもよく、買い物だけでなく楽しむことができます。10階が映画館になっていることもあり、ソウルの若い人たちのデートスポットになっているようです。
 売られていたCDは、日本の定価の半額くらいでした。日本で売られているのものと同じですので、表記も歌詞カードも全て日本語です。良く見ると、裏に「海外販売用」と書かれていて、「日本国内での販売は禁止」と書かれています。販売ではなく、個人で楽しむために買って帰るのは問題ないと思います。

◎黄砂って怖い(2006年4月18日)
 はじめて、黄砂というのを体験しました。もちろん、ソウル市内にいる時です。その日の天気は、日本でいうところの曇り空でした。その日、街中を歩いていたら、何となく目がゴロゴロするのです。それに、ノドが少し痛いのです。何か変だとは思っていたのですが、何が原因か分からなかったのですが、ソウルの人が、「今日は、黄砂が激しいから、あまり長時間、外を歩かない方が良いよ。」と教えてくれました。
 私は、曇り空だと思っていたのですが、その曇ったような空の状態が黄砂の時の状態なのだそうです。そう言われて、空を見上げたのですが、確かに、どんよりしているのですが、雲があるわけではないのです。空全体がねずみ色に曇っている状態で、空を見なければ、雨が降りそうな天気に思えます。私が曇りだと思っていた天気は、曇っていたわけではないのでした。
 黄砂っていうのは、以前、鹿児島に行った時に遭遇した桜島の火山灰のように、目に見える形で降ってくるのではなく、目に見えないくらい小さい砂粒が大気中に蔓延している状態のようでした。確かに、外に停めてあった車には、うっすらと泥のような汚れが全体についていました。これも、黄砂のせいなのだそうです。目に見えないのは危険ですね。知らないうちに病気になってしまいそうです。(中国や韓国では、呼吸器系への健康被害が深刻になっているようです。)ちなみに黄砂の粒の大きさは0.5μm~5μmくらいで、タバコの煙の粒子の直径(0.2~0.5μm)よりやや大きく、人間の赤血球の直径(6~8μm)よりやや小さいくらいだそうです。こんな粒は、肉眼では絶対に見えません。
 その日の黄砂は、本当にひどかったようです。なんと、東京でも6年ぶりに黄砂が観測されたそうです。東京まで届くっていうことは、ソウルは相当ひどいんだろうと思います。日本には1km2 当たり1~5 トン/年の黄砂が飛来し(国立環境研究所、2002)、北太平洋全体では、約3.3億トン/年の黄砂が降下すると推測されているのだそうです。ちなみに北京では10~20トン/月(1ヶ月に、ですよ!)だそうです。こんなに大量に黄砂が降っているのに、その元になるところ(ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠など)は、砂がなくならないのでしょうか?

◎韓国のファイルとパンチの穴(2006年4月15日)
 ソウルに住んでいる人に聞いたのですが、韓国で売られているファイルは、パンチの穴の間隔が70mm(か、90mmと言っていました)なのだそうです。日本は、80mmです。このため、日本でファイリングした資料に、新しく資料をファイリングしようとすると、穴の間隔が違うため、使えないのだそうです。
 韓国でファイルを買って、韓国で穴を開けて使えば問題ないと思うのですが、韓国では、日本でレターファイルと言われている一般的なファイルようにプラスチックのとじ具で止めるようなファイルが売られていないのだそうです。韓国で一般的に売られているのは、先端が尖った金属性の板状の止め具がファイルについていて、紙に穴をあけずに、直接、止め具に突き刺して止めるタイプのようです。
 穴を開けてファイルするタイプはあるものの、日本とは穴の間隔が違うため、使いづらいのだそうです。どうやら、日本と同じは嫌だ、ということで間隔が違っているのだそうです。ただ、韓国で一般的に売られているパンチは優れもので、パンチの穴の間隔を自由に設定できるのです。これを使えば、3つ穴でも、4つ穴でも自由に穴位置を調整できるので便利です。



◎ソウルには星がない(2006年2月15日)
 ソウルには、星がありません。スターがいない、ということではありません。夜、空に輝く星がないのです。正確には、ソウルでは、星が見えない、ということです。実際に、何日間も夜空を見上げていましたが、星が見えた日はありませんでした。月は、はっきりと見えます。星だけが見えないのです。
 疑問に思って、ソウルの人に聞いたところ、ソウルは大気汚染がひどいため、空が汚いので、星が見えないのだそうです。だから、ソウルの人は、星には興味がないのだそうです。全く見えないのかと聞いたら、昼間、雨が降って、夜カラッと晴れるたりすると、たまに星が見えるそうです。このことからも大気汚染が原因だということが分かります。
 そういえばソウルにいた時、光化学スモッグ警報が出たことが度々、ありました。しかし、ソウルの人は慣れっこになっているらしく、大して気にもしていないようでした。ソウルの車の多さと空気の汚さは、ちょっと、普通ではないレベルのようです。

◎韓国の人は、寒さに強い?(2006年2月15日)
 ソウルは、東京よりも高緯度にあって、東京よりも寒さが厳しいと思います。単純に寒いのではなく、一般に言われる「大陸の寒さ」とでも言うのでしょうか、中国などと同じような厳しい寒さを感じます。
 そんなソウルの人は、日本人よりも寒さに強いのでしょうか?若い女性は、そんな寒さの中、おへそが出てしまうような短い丈のシャツを着て、ミニスカートを穿いています。これは、1人や2人ではなく、若い女性は、ほとんどの人が、このような格好でいるのです。おしゃれに気を使っているのでしょうか。外出していても、タクシーや地下鉄で移動するため、直接、寒い外気に触れる時間が短くて、気にならないのかもしれませんが、それでも信じられない格好です。
 さらに、町では、冬だと言うのに、普通にアイスクリームやソフトクリームが売られているのです。焼肉屋さんなどで食事をすると、支払いを済ませ、店を出るときに無料のアイスクリームやソフトクリームなどが置かれています。結構、アイスクリームやソフトクリームを食べながら、町を歩いている人を見かけます。韓国の人は、寒さに強いのでしょうか?

◎ソウルの子供事情(2005年11月30日)
 韓国の子供に対する教育事情は、かなり子供に可愛そうです。大学入試の時、日本の大学入試センター試験に当たる「大学修学能力試験」を受ける受験生の親が必死に祈っている姿などをテレビのニュースで見たことがあると思います。あの日は、役所や会社などの出勤時間を遅らせて、交通渋滞が起きないように国を挙げて協力しているようです。ニュースでも見たことがありますが、遅刻しそうな受験生をパトカーが試験会場に送っていったり、タクシー運転手が無料で送ってあげたりなど、日本ではとても考えられない状況です。また、英語のリスニング試験中は航空機の離発着まで制限されるそうです。こんな状況を聞いていましたが、子供に対する教育事情がもっとスゴイのです。
 なんと、普通の小学生(早いところは幼稚園くらいから)でも、1週間に7~8種類の塾に通っているそうです。英語とか、授業の補習のような塾から、ピアノ、水泳など、いろいろな塾に通っているそうです。
 これらの塾に通っている子供たちは、専用のバスが送迎をしてくれるようです。ある日の夕方、ソウル市内の小学校の近くを歩いていたら、バスが10台くらい並んでいたので、ソウルの人に遠足でもあったのかと聞いてみたら、塾の送迎用バスだとの回答でした。小学校が終わる時間には、バスが迎えに来て、それぞれの塾に連れて行くのだそうです。そして、その塾が終わる時間には、また、別の塾の送迎バスが迎えに来ていたりするのだそうです。

◎ソウルの自転車事情(2004年10月12日)
 ソウルでは、自転車をあまり見ません。日本では、都内でも自転車に乗っている人を見ますが、ソウルでは、あまり見ないのです。ソウル市内にも自転車道路がありますが、そこを自転車で走っている人を見るのは、極まれです。
 ソウルなどの大都市は、道路の幅は日本よりも広いです。3車線、4車線は当たり前ですから、道路を渡るのも一苦労です。大きな交差点は、横断歩道ではなく、地下道があって、ここを渡るようになっているのですが、自転車が通れるようにはなっていません。
 また、このような広い道路を、ものすごいスピードで右に左に走行する車と一緒に自転車で走るのは、かなり危険です。このように、韓国では都市が自転車移動を考慮して作られていないから、自転車に乗る人が少ないのかもしれません。
 もっとも韓国では、タクシー料金が安く、気軽に乗れるため、近距離でもタクシーを利用することが多いです。そのような事情もあって、自転車を使う人が少ないのではないでしょうか。

◎韓国でのインスタントコーヒーの飲み方(2003年4月12日)
 韓国でもインスタントコーヒーが飲まれています。しかし、日本とは異なり、1本のスティックにコーヒー、砂糖、クリームがまとめて入っている「3 in 1」というタイプが一般的なようです。韓国のメーカーだけでなく、Nestléなどの世界企業も日本では販売していない商品(日本でも売られているのでしょうか?)を韓国では当たり前のように販売しています。
 仕事で、いろいろな会社(客先)を訪問しましたが、この「3 in 1」というタイプのコーヒーを目の前(見えるところ)で作ってくれることが多かったです。韓国では、飲むための水やお湯は、ウォーターサーバー(水のタンクが上に乗っていて、コックを押すと水かお湯が出てくるもの)を使うのが一般的ですので、スティックの端を切って、紙コップの中に中身を入れて、お湯を注いで作ってくれます。
 そんな中で、一番、驚いたことは、韓国の男性は、だいたい、この時、コーヒーが入っていた袋をマドラー(スプーン)代わりにして、かき混ぜるのです。それを見てしまうと、私は、「それは衛生上、よろしくないじゃん!」と思い、できれば最初に作ったコーヒーは私に出さないで欲しいと願うのですが、御客様と言う立場で行くと、その一番汚い状態のスティックでかき混ぜたコーヒーを出されるのです。これが、とても嫌でした。
 もちろん女性が作ってくれる時には、そんなことはないと思いますが、男性が作る時は、50~60歳の方から20代まで、またソウルや釜山などの大都市から地方の田舎まで、どこに行っても、誰でも、このように作ってくれます。
 ふと思ったのですが、韓国は徴兵制がありますので、男性はみんな軍隊を経験します。もしかしたら、このやり方は、軍隊で習う(経験する)ことなのでしょうか。このため、韓国の男性は、誰もが、こんな作り方をするのでしょうか。せめて、軍隊を終わった後は、横着をしないで、スプーンでかき混ぜて欲しいものです。
 ちなみに私は、コーヒーはブラックで飲みますので、そもそも、このコーヒーが好きではありません。砂糖が多くて、非常に甘いのです。仕方がないので、自分で作る時は、このスティックを縦に持って、良く振って、下半分を指で押さえて出ないようにして、上半分を入れるようにして飲んでいました。

◎韓国の歩行者用信号(2002年7月5日)
 韓国の歩行者用信号の点滅のテンポは日本や、台湾よりもゆっくりしているようです。1秒点灯、1秒消灯、という感じです。日本の歩行者用信号を見慣れていると、非常にゆっくりに感じます。
 しかし、点滅が始まるのは非常に早いです。信号が青になって、5秒もすると、点滅を始めます。(この点は、台湾に似ていると思います。)30秒間、青だったとすると、はじめの5秒だけ点灯、残り25秒は点滅しているのです。しかし、あれでは意味が分かりません。
 「赤になる」とことを示すために点滅するのであれば、点滅時間があんなに長いことの理由が分かりません。また、「急いで渡れ」と言う意味だとしても、あれだけゆっくり点滅していては、急ぐ気になりません。なんで、あんな風になっているのでしょうか。
 
◎韓国交通事情2(2002年7月5日)
 韓国の交通ルールは、非常に優れている面があります。韓国ではUターン用路線があります。日本でもないとは言いませんが、広い道路など、限られた場所にしかないと思います。しかし、韓国では、ほとんどの交差点で左折用路線(日本での右折)がUターン可能になっていて、Uターンできます。
 もともと道路の幅が日本より広い、ということもあるかもしれませんが、バスが何台もUターンしているのを見るのは、圧巻です。日本では、Uターンできる交差点を探さなくてはならなかったり、わざわざ右折や左折をしてから戻らなくてはならないので、非常に不便だと思います。
 また、韓国にはUターンだけでなく、Pターンという交差点もあります。左折できない交差点(日本での右折)があり、その一つ先の交差点を右折、さらに右折を2回くりかえして、もとの交差点に出る、というものです。日本では、右折禁止の交差点で、1つ先の交差点まで行って、左折を2回繰り返す、ということになります。日本では、非常に不便に感じますが、韓国では右折(日本の左折)は信号に関係なく曲がれる(?)ので、走行距離は長くなりますが、信号で止まる、というストレスは感じないと思います。むしろ、大きな交差点でなかなか左折できずに、車が溜まり、渋滞を引き起こすよりは、余程、良いと思います。

◎韓国交通事情(2002年7月5日)
 韓国の信号は、非常に優れていると思いました。交差点で、信号が変わる順番は、次の通りです。
(1)自動車用の左折(日本の右折に相当)が青になる。
(2)自動車用の左折が赤になってから、自動車の直進、右折と歩行者用信号が青になる。
(3)歩行者用の信号が赤になると、自動車の信号も赤になる。
 日本と何が違うかというと、韓国では、まず左折(日本の右折)だけを先に行う、といことです。その左折信号が赤になった後、直進と右折(日本の左折)が青になるのです。(右折は、いつでもできるようです。これは、台湾と同じです。)
 「左折を先」というのは、日本の信号に慣れていた自分にとって、すごい発見だと思われました。「左折」は、交差点内を通過する行為ですから、対抗車線を直進する車と衝突する危険がある唯一の行動なのです。
 日本では直進している時にも右折(韓国の左折)をしても良いので、対抗する車がなければ、右折をします。対抗車線から向かってくる車があっても、「少し遠い」と思えば、右折を行います。しかし、タイミングを誤れば、正面衝突になってしまいます。また、右折信号がある場合、少しでも早く右折をしたい車と、黄色信号になってギリギリで突っ込んでくる直進車とは、衝突する危険が非常に多いです。
 しかし韓国では、その危険がほとんどない、と言って良いのではないでしょうか。韓国の信号を日本に置き換えて考えてみます。
 まず、右折信号だけが青になります。右折だけですから、事故が起こりそうな危険はありません。その後、右折信号が赤になり、直進と左折が青になります。この時、交差店内に右折車はいないので、事故が起きる危険がないのです。
 これは、交差店内が非常に安全になっているシステムだと思います。日本でも、この順番にすれば、交差点での事故が極端に減るのではないでしょうか。是非、導入するべきです。
 
◎韓国地下鉄事情3(2002年7月5日)
 ソウルの地下鉄で、非常に面白いと思ったことがあります。それは、車内放送です。乗り換え駅のアナウンスの時に、必ず流れる音楽があるのです。
 初めは、何の音楽か分からなかったのですが、ある時、その音楽が流れる駅と、流れない駅があることに気づいたのです。しかも流れる駅では、他の地下鉄線と合流している駅であることが多かったので、どうやら乗換駅を知らせる音楽だろうと気づいたのです。
 毎日、同じ地下鉄に乗っている人にとっては、うるさいだけかもしれません。しかし、旅行で行った場合には、これはありがたいです。ソウルの地下鉄では、駅名のほかに駅の番号が書いてあるので、ハングルが読めなくても、地下鉄マップがあれば、ほとんど迷わずに地下鉄を乗り継ぐことができます。しかし、車内で音楽で乗り換えが知らされるというのは、非常にわかりやすいです。
 社内放送で、どんなに親切に案内をしていても、それは所詮、言葉が理解できる人のためだけです。音楽であれば、言葉が分からなくても理解できます。これは絶対に素晴らしいシステムだと思います。
 
◎韓国地下鉄事情2(2002年7月5日)
 ソウルの地下鉄に乗っていて、不思議に思うことがありました。それは、「必ず、乗ってから車両を移動する人がいる」、ということです。
 駅で停車すると降りる人、乗る人がいます。扉が閉まって、電車が動き出すと、必ず隣の車両から移動してくる人がいるのです。それは、1人や2人ではなく、多い場合では10人近い人が移動してくるのです。方向もいろいろです。もちろん、前方から後方へ移動する人もいるし、逆の人もいます。
 日本の電車では、そんなに移動する人はいません。少なくとも、込んでいる車両で移動する人はいないと思います。しかし、ソウルでは違うのです。どんなに込んでいても、その人混みを押し分け、移動する人たちがいるのです。
 網棚の上の新聞を探しているなら、話は分かります。しかし、そうではないようなのです。移動している人たちは、子供の場合もあれば、若い男女の場合もあるし、お年寄りの場合もあります。もちろん、一番多いのは小父さんですが、男女に関わらず、そういう人たちがいるのです。
 あれは何なのでしょうか?全く理解できません。何故、込んだ車両の中を移動するのでしょうか?どう見ても、急いで乗り込んできて、とりあえず電車に乗ったけど、降りる駅の近くのドアに行こうとしている、という感じではないのです。全く理解できません。あの人たちの行動の意味が分かる人、誰か、教えてください!はっきり言って、込んだ車両を移動するのは迷惑です!!(韓国では、そういう風には思わないのかな-??)
 
◎爪楊枝(2002年7月5日)
 韓国の爪楊枝は、不思議です。私は、何度も韓国で食事をしていたのですが、食後に爪楊枝を使わないので、全く気がつかなかったのですが、なんと緑色をしているのです。とても気持ちが悪い色をした爪楊枝です!しかもプラスチック製みたいなのです。普通、爪楊枝と言えば、木製がほとんどですが、他に竹製も見たことがあります。しかし、プラスチック製の爪楊枝は初めてみました。
 この話を韓国の方にしたところ、プラスチック製ではない、と教えていただきました。あれはデンプンでできているのだそうです。つまり水に溶けるのだそうです。韓国は環境対策に厳しい国とのことで、捨てた後、水に溶けて、分解される澱粉製の爪楊枝になっているのだそうです。ちなみに色は、緑だけではなく、透明な爪楊枝もあるそうです。
 同じように環境対策の一環として、箸も金属製なのだそうです。一度、使って捨ててしまうような木製の箸は使えないのだそうです。木製の割り箸などを使う場合、政府に届けて、余計に税金を払うのだそうです。(そういえば、太田にあるロッテホテルの和食レストランでは、割り箸でした。値段も高かった。)
 たかが爪楊枝と思いますが、箸や爪楊枝にまで環境対策を取り入れているとは、日本とは比べもにならないくらい環境先進国だと思いました。



◎バスマット(2002年7月5日)
 バスマットと言うのでしょうか、お風呂(シャワー)から出て、足を拭くマットがありますね。韓国のホテルでは、あれが変なんです。
 私は、日本ではタオル生地のバスマットを使っていますので、風呂から出ると、あの上で体を拭いているんですね。これは、当たり前だと思っていたんです。台湾でも海外のホテルでも、バスマットはタオル生地ですから、世界中で同じことをしているものだと思っていました。
 ところが、です。韓国は違うのです。何故か、韓国のバスマットはゴム製(あるいは、プラスチック製)なのです。何カ所かのホテルに泊まりましたが、タオル生地のバスマットにはお目にかかったことがありません。
 ゴム製で水を吸わないので、その上で体を拭いていると、水が足下に溜まって、気持ち悪いです。しかも、足触りも気持ち悪い。何故、あんなものを使っているのでしょうか。誰か、その理由を教えてください。



◎韓国はメガネが安い(2002年4月30日)
 友人に、韓国で何を買って帰るのか良いか聞いたところ、「もし、眼鏡を使うなら、眼鏡を買えば、日本よりもはるかに安く買うことができる。」と教えてもらいました。また、その場所は、南大門の近くにあると聞いたので、早速、行ってみました。
 メガネは韓国語で「アンギョン」といいます。南大門市場に行くと、こんな韓国語を知らなくても、看板にメガネの絵が書いてあるし、店がガラス張りになっていて、店の中の眼鏡が見えますので、眼鏡屋さんを探せない人はいないと思います。また、日本人が多いらしく、お店の人が、「めがね、安いよ!」などと片言の日本語で話しかけてくれます。
 店内に入ると、視力検査をしてくれます。度数を決めると、フレームを選びます。この時、「韓国製のレンズで良いか」、と聞かれました。韓国製のレンズを使えば非常に安いのですが、日本製のレンズだと、日本で買うのとあまり変わらなくなってしまいます。
 私は、丁度、1ヶ月前に日本の眼鏡屋さんで買ったばかりでしたので、日本の金額は分かっていました。レンズにUVカット、少し色を付けて、安いフレームにしたけど、44,000円もしました。びっくりです。南大門市場で、同じように要求したところ、韓国製のフレームの場合、15万ウォンだと言われました。非常に安く感じたのですが、「南大門市場では、値切らないとだめだ!」と言われていたので、値段交渉をしてみました。何回かの交渉の結果、77,000ウォンにまで下がり、非常にうれしい気持ちで、購入をしました。だって、7,700円ですよ!安すぎる!!
 注文して、眼鏡ができるまで30分くらいかかる、と説明され、店内でコーヒーを飲みながら、雑談をしていたら、15分くらいで眼鏡を持ってきました。早い!日本では、注文して、眼鏡ができるまで、2週間もかかりました。日本の眼鏡屋さんは、サービスにおいても、値段の面でも、全く駄目ですね。
 ただ、このことを眼鏡が安い、と紹介してくれた友人に話したら、「私なら5万ウォンまで、値段を下げさせますね。」と言っていました。本当かどうか分かりませんが、韓国での値引き交渉にも慣れないといけないのかもしれませんね。

◎コーヒーが不味い(2002年4月18日)
 韓国は、コーヒーが不味い。まず、変な香りがする。これは、決してコーヒーの香りではない。アーモンドのようなバニラのような変な香りがするのだ。そして味が薄い。薄いというよりも、コーヒーの味がしない。
 これは韓国で一流のホテルのディーラウンジでも、町の喫茶店でも同じ。だいたいコーヒーが不味い。韓国の人は、コーヒーを飲まないのだろうか。
 最近は、ドトールやスターバックスなどのコーヒーショップが進出してきているらしい。このような世界的なコーヒーショップでは、日本で飲むのと同じ、いわゆる普通のコーヒーが飲めるようだ。
 なぜ、韓国のコーヒーは不味いのだろうか。あの臭いは、何なんだろうか。知っている人がいたら、是非、教えて欲しいものだ。
 
◎日没が遅い(2002年4月18日)
 韓国と日本の間には時差がありません。これは非常に便利なことです。韓国に行っても、日本国内の旅行と変わらないのです。
 しかし、このことは一つだけ日本と大きく異なる現象を引き起こします。それは、日が長く感じるということです。
 4月中旬でも夜7時が明るいのです。まるで夕方のような明るさです。4月の夜7時の明るさは、まるで日本の真夏の夜のような感じでした。こういう環境に慣れてしまえば、気にならなくなるのでしょうが、短期間の旅行で行った時には、夕方の時間感覚にズレが生じます。
 夏とか、冬は、どのようになってしまうのでしょうか。次回は、別の季節に行って、夕方の明るさを体験したいと思います。
 
◎韓国タクシー事情(2002年4月18日)
 韓国では、タクシーが2種類あるようです。普通のタクシーと、模範タクシーと呼ばれるタクシーです。
 模範タクシーは、黒塗りのタクシーです。運転も丁寧、対応も親切、料金も規定通り、安全なタクシーのようです。ただし、その分、料金も少し高いようです。
 普通のタクシーは、日本のタクシーとは変わっています。韓国のタクシーは、相乗りをさせるのです。普通にタクシーをつかまえて、目的地を言って、車が走り出します。途中、タクシーを待っている人がいると、客を乗せていても、止まって、相手の行き先を確認します。方向が一緒だったら、空いている席(例えば、助手席など)に乗せて、走り出すのです。
 たまたま目的地が近ければ良いのですが、仮に多少、遠回りになったとしても、運転手は好きな順序で、目的地を回るようです。だから、先にタクシーに乗っていたにも関わらず、遠回りをされて料金も高くなり、時間も余計にかかる、ということがしばしば起きるようです。
 これは、昼間も夜間も関係なく、ごく当たり前のことのようです。韓国の人は、これで文句を言わないようなのです。日本ではタクシーに乗ったら、その車両を借り切って移動するという意識がありますから、先に乗っているところに他人が乗り込むとか、他人の目的地に先に行く、などとんでもないことです。
 韓国では、当たり前のようなので、タクシー待ちをしている時も、客を乗せたタクシーが頻繁に止まってくれます。このため日本と違って、一人の客は、助手席に座らされるようです。最初、タクシーの後部座席が空いていて、運転席と助手席に人が座っているタクシーを見たとき、不思議に思ったのですが、どうやら別の客を乗せるために、そのようなシステムになっているようです。
 このような相乗りシステムでの料金体系は、どうなっているかというと、結構、適当なようです。最初に乗った客は、メーターがあるので、一応、料金が分かります。(遠回りをされていなければ)途中から乗った客は、だいたいこれくらい、という料金を支払って降りていくようです。この辺は、運転手との間で交渉の余地があるのかもしれませんが。
 まあ、日本と同じような感覚でタクシーに乗りたいのなら、模範タクシーを使った方が良いかもしれません。知らない人が後から乗り込んでくる、というのは気持ちがいいものではありませんので。
 
◎韓国地下鉄事情(2002年4月18日)
 ソウル市内は、地下鉄が発達しています。地下鉄の切符販売機、改札は、台湾のMRT(モノレール)のシステムと似ています。それは、①コインしか使えない、②料金ボタンを押してからコインを投入する、③改札口は遊園地などの入り口などにあるバーを体か手で押して入るタイプ、などが全く同じなのです。
 ただし、日本や台湾と大きく異なる点があります。それは、吊革の高さが高いということです。多分、日本の電車の吊革の位置よりも15-20cmくらい高いのではないでしょうか。背の低い女性は、日本よりも高い位置の吊革につかまるので、結構、疲れるかもしれません。
 また、車両の幅が広いような気がしました。50cmくらいは広いのではないでしょうか。席と席の間(車両の真ん中)が、非常に広く感じました。東京の地下鉄、大江戸線は、非常に狭いので、非常に窮屈に感じますが、韓国の地下鉄はゆったりしていて、良い感じです。
 車両や吊革の他に日本と大きく違うように感じたのは、乗っている人たちの習慣でしょうか。韓国は儒教の教えが生きている国ですから、目上の人を敬うと気持ちが強いようです。席に座っている若い人も、お年寄りが乗ってくると、スッと立って、席を譲ります。こういうところは、見習った方がいいかもしれません。
 ちなみに初乗り運賃は600W(約60円)と非常に安いです。この料金でかなり広い区域を移動できます。非常に便利な交通機関と言えるのではないでしょうか。

◎韓国での食事(2002年4月18日)
 食事の際、韓国でも箸を使うし、結構、同じような感じだと思いますが、意外に異なるルールがあるんですね。そのルールは、基本的には中国と同じものです。(中国、台湾、韓国で共通したルールがあります。)
 例えば、「韓国では、御飯茶碗を手に持たない」ってルールがあります。まあ、韓国では御飯が入っている容器が鉄製なので、熱くて持てない、ということもあります。しかし、基本的に手で持ってはいけないようです。韓国では箸(鉄製:雑記、爪楊枝を参照)を使いますが、スプーンを使って食べることが多いです。このため、御飯もスプーンですくって食べることが多いようです。
 細かいことを言えば、箸やスプーンの置き方が日本とは違います。韓国、中国、台湾では縦に置きます。日本では、普通は、横(自分の前のテーブルの端に平行に置く)に置きますね。これは中国式だと思います。中国から文化が伝わったと思うのですが、なぜ、日本だけ違っているのかが不思議ですね。誰か、理由を知っている方、教えてください!

◎韓国での乾杯(2002年4月18日)
 韓国で食事をする時、お店に行くと、キムチやナムルなどの料理が先にテーブルに運ばれてきます。どんなに「ビールを先に持ってきてくれ」、と言っても、店のおばちゃんは、これらの料理を運び終わらないとビールは持ってきてくれません。焼肉屋さんなどだと、何度も「ビールを先に持ってきてくれ!」と言わないと、肉を焼き始めてから、最後にビールを持ってくる、ってことになってしまいます。
 日本では、お通しがあっても、まず「ビールで乾杯!」とやって、その後、お通しをつまみながら料理を待つ、という順番ですが、韓国ではそうはいきません。韓国の人は、ナムルなどがあれば、まず、それらを食べ始めます。乾杯を待つ、ということは絶対にしません。ちょっと、日本での感覚と違いますね。

◎韓国でお酒を飲む時は。。。(2002年4月18日)
 韓国では、お酒を飲む場合の厳格なルールがあります。もともと儒教の国ですから、目上の人の前ではお酒を飲まない、タバコを吸わない、ということが言われていますが、ふつうの付き合いであれば、今は問題にならないようです。また、目上の人から3回、勧められたらお酒を飲んでよいが、顔を横に向けて飲む、ということも言われますが、最近は、そこまで厳しくないようです。
 ただし、人にお酌する時は必ず両手でしますし、受ける側も必ず両手でコップや杯を持ちます。片手での応対は、非常に失礼です。ただ、片手でお酌をする場合、ビンなどを持っていない方の手を、ビンを持っている手の二の腕、肩のあたり、あるいは胸などに添えるという簡略な方法もあるようです。コップで受ける側も同じ対応でOKです。
 
◎韓国で食事をした後は。。。(2002年4月18日)
 韓国の人は、食事をした後、必ず水を飲むようです。水を飲んで、口を拭く、というのが食後のルールのようです。大学の食堂、会社の食堂、高速道路の食堂などには、このための施設が必ずあります。施設と言っても、水飲み場、口拭き用の紙、ゴミ箱が一ヶ所にあるだけですが。しかし、日本では、このような施設は特にないと思います。
 韓国の料理は辛いものが多く、また赤い色が多いですから、口直しと口の周りについた色を落とすということが必要なのかもしれません。まあ、私も常に食後に必ず口を拭きますので、韓国ではこれらに困らなくて良いのですが。




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