テンジャンチゲ


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更新日:
 2008年8月1日


◎テンジャンチゲ(된장찌개)
 韓国式味噌鍋。

 「テンジャン」とは、韓国の「味噌」のことで、「チゲ」とは、「鍋」のことです。すなわち「テンジャンチゲ」とは、「韓国式味噌鍋」のことです。日本で言う味噌汁とは違って、石鍋でグツグツと煮立てたスープのことを指します。「チゲ」は、野菜や肉、魚などを煮た鍋料理の総称です。
 テンジャンの製造法には、伝統手法である「在来式(チェレシッ)」と「改良式(ケリャンシッ)」があります。在来式は、自然発酵させた豆麹を塩水に漬けた後、豆麹のみを取り出し、さらに熟成させる方法です。豆麹が漬かっていた塩水はカンジャン(醤油)になります。一方、改良式は豆麹に塩水を加えて混ぜ合わせたものを熟成させる方法で、テンジャンのみが作られます。テンジャンは、原料や製法によって様々な種類があり、麦(ポリ)で作ったポリテンジャンや、調味済みのチゲ専用テンジャンなど、スーパーでは多様な商品が販売されています。
 テンジャンチゲは、アサリやタニシなどの貝類、または豚肉などでダシをとったスープに、ニンニクや青唐辛子、タマネギ、カボチャ(ホバッ)、豆腐、ジャガイモ、長ネギなどを一緒に入れ、韓国味噌で味付けをして、グツグツと煮て調理します。
 日本の味噌汁は、具を調理し、味噌は最後に入れるものですね。グツグツと煮てしまっては、せっかくの味噌の風味が飛んでしまって、ダメな味噌汁になってしまう、と言われています。しかし、韓国味噌は、煮込めば煮込むほど味が出ると言われているのだそうです。同じ「味噌」でも、作られ方や材料などに違いがあるのでしょうか?ご存知の方、教えてください。
 テンジャンチゲは家庭料理としても一般的ですが、ほとんどの食堂のメニューにあります。また、食堂ではトゥッペギと呼ばれる1人用の素焼きの器で直接調理され、そのまま出されます。焼肉屋さんでは、大人数で肉を食べた後に、サービスとしてテンジャンチゲと御飯が出されたりします。
 海産物が入るとヘムル・テンジャンチゲ、牛肉が入るとソゴギ・テンジャンチゲ、タニシが入るとウロンイ・テンジャンチゲ、豆腐の場合はトゥブ・テンジャンチゲなど、使うダシや材料によって呼ばれ方が変わります。










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