メウンタン


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雑学の宝庫 

更新日:
 2009年8月13日


◎メウンタン(매운탕)
 魚の辛い鍋。

◎センソンメウンタン(생선매운탕)
 魚の辛い鍋。

 メウンタンは、魚または、魚のあらの鍋料理で、辛い味付けです。「メウン(매운)」とは「辛い」という意味で、「タン(탕)」は「鍋料理」の意味です。直訳すると、「辛い鍋料理」になります。
 韓国語で魚を「センソン(생선)」ともいうため、この料理を「センソンメウンタン(생선매운탕)」と呼ぶこともあります。メウンタンは“辛い”という名前のとおり、唐辛子がたっぷり入った鍋ですが、辛さの中に、ぶつ切りにした魚から出る旨みを感じることができる料理です。主に白身の魚が用いられますが、魚の他に豆腐やキノコ、春菊、大根や長ネギなどの野菜を一緒に煮込み、粉唐辛子に加えてコチュジャン、醤油などで味つけをします。
 メウンタンには、ヒラメや鯛、イシモチ、黒ソイなどの海水魚のほかに、ナマズ、鮒、ライギョなどの淡水魚も使われます。唐辛子の辛い味つけは、淡白な魚料理のアクセントになり、淡水魚の泥臭さを消す役割も果たしてくれます。なお、淡水魚のメウンタンを「ミンムルコギメウンタン」とよぶこともあり、忠清北道をはじめとした内陸部の郷土料理として、韓国内で広く知られています。
 メウンタンは、家庭や飲食店などで一品料理として食べられていますが、刺身専門店で食べる、魚の“あら”を使ったメウンタンも有名です。韓国では活魚の刺身が好まれており、ヒラメ、鯛などの魚を丸ごと1匹刺身にして食べた後、残った頭や骨などの“あら”を使ってメウンタンにして食べるのが定番のコースとされています。魚の“あら”を煮込んだメウンタンは、食べられる部分こそ少ないものの、魚の頭や骨から出た出汁が絶品の鍋です。
 メウンタンは、ヘムルタンに似ていますが、ヘムルタンほど沢山の海産物を使用していません。魚のアラを使うこともありますので、値段が安く、庶民の鍋ということではないでしょうか。一方、ヘムルタンは、新鮮な海産物を何種類も使いますので、値段も高く、高級な料理と言えるのではないでしょうか。








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